ニュース
雷による停電に備え太陽光から自動充電、シャープが蓄電池に新機能:蓄電・発電機器
シャープが住宅用太陽光発電・蓄電池と連携するクラウドHEMSサービス「COCORO ENERGY」を2020年7月1日にバージョンアップ。業界初という、雷注意報と連動し、停電に備えて必要な電力を蓄電池に自動充電する機能など、複数の新機能を追加する。
シャープは2020年5月13日、住宅用太陽光発電・蓄電池と連携するクラウドHEMSサービス「COCORO ENERGY」を同年7月1日にバージョンアップすると発表した。業界初という、雷注意報と連動し、停電に備えて必要な電力を蓄電池に自動充電する機能など、複数の新機能を追加する。
COCORO ENERGYはAIが予測した太陽光発電システムの余剰電力量に応じ、蓄電池の充放電を最適に制御するサービス。家庭の日々の電力使用量から、1日の電力使用量を時間帯ごとに予測し、蓄電池を最適に制御することで、効率よく太陽光の電力を自家消費できる。
今回のアップデートでは、業界初という雷注意報との連携機能を追加する。ユーザーの居住地域に雷注意報が発令された場合、雷を原因とする停電の発生に備え、停電の間に必要な電力量を予測する。予測値と蓄電池の残量を比較し、不足分を自動的に蓄電池に充電する。
関連記事
- シャープが6.5kWhの住宅用蓄電池を新発売、停電時の利便性を強化
シャープが「CEATEC 2019」で、10月に発表した「住宅用クラウド蓄電池システム(JH-WBPB6150)」を披露。従来製品より蓄電容量を増やした他、停電時には住宅のどのエリアのコンセントでも電気を利用できるようにするなど、非常時を想定した機能を強化した。 - テスラが家庭用蓄電池「Powerwall」の日本展開を発表、価格は100万円を下回る
米国のEVベンチャーTesla(テスラ)が、家庭用蓄電池「Powerwall」の日本での販売時期を発表。2020年春から設置販売を開始する。13.5kWh(キロワット時)と大容量ながら、100万円を切る本体価格を実現した。 - シャープが卒FIT太陽光の買取価格を値上げ、9エリアで「業界最高水準」
シャープエネルギーソリューションが“卒FIT太陽光”の余剰電力買取サービス「SHARPプラン」について、同年4月検針分から買取単価を引き上げると発表。九州を除く国内9エリアで業界最高水準に設定した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.