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初期費用0円で導入できるソーラーカーポート登場、第三者所有モデルを活用:太陽光
シン・エナジーとタカミヤと共同でソーラーカーポートを共同開発。太陽光発電設備は施工側(シン・エナジー)の所有とする「PPAモデル(第三者所有モデル)」で導入するため、ユーザー側は初期費用なしで設置できる。
シン・エナジーは2020年9月、タカミヤと共同で、自家消費型ソーラーカーポート(駐車場屋根置き太陽光発電)を開発したと発表した。タカミヤのマザー工場である群馬工場に設置し、シン・エナジーが太陽電池モジュールを搭載した。
ソーラーカーポートの構造は、タカミヤがこれまでに太陽光架台やさまざまな構造部材を設計・開発したノウハウを生かし、高強度かつ低コストな鉄骨造を採用。一般的なカーポートと異なり、屋根葺材(金属鋼板)の代わりに太陽電池モジュールをそのまま載せる構造で、公共施設、商業施設、工場から家庭まで幅広く発電設備の設置が可能としている。
既に建物屋根にパネルを設置済みでも、また屋根の強度が不足していても設置できるのが特徴。太陽光発電設備は施工側(シン・エナジー)の所有とする「PPAモデル(第三者所有モデル)」で導入するため、ユーザー側は初期費用なしで設置できる。一定期間が経過した後は、希望により設備を無償で受け取ることも可能だ。
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