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関西初の再エネ100%活用の分譲マンション、大京らが販売へ:自然エネルギー
大京と関電不動産開発が、大阪府茨木市で建設中の分譲マンション「ライオンズ茨木総持寺ステーショングラン」のマンションギャラリーを開設。専有部および共用部で使用する電気を実質的に100%再生可能エネルギーで賄う、関西初の単独分譲マンションになるという。
大京と関電不動産開発は2021年10月9日、大阪府茨木市で建設中の分譲マンション「ライオンズ茨木総持寺ステーショングラン」のマンションギャラリーを開設したと発表した。竣工は2023年2月予定、販売開始は2021年11月上旬を予定している。
同社によるとこの物件は、専有部および共用部で使用する電気を実質的に100%再生可能エネルギーで賄う、関西初の単独分譲マンションになるという。非化石証書を活用した電力を供給するとともに、高圧一括受電方式により、低圧での個別契約に比べて割安に電力を利用できるとしている。
設備面でも、脱炭素社会への先進機能を備えた物件として、省エネを実現する「ZEH-M Oriented(ゼッチ・マンション・オリエンテッド)」の認証を取得。断熱性能の向上や高効率な設備機器の導入、再生可能エネルギー設備の導入により、家庭のエネルギー消費量を住棟全体で30%以上削減できるという。
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