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マンション一棟全戸の電力を「再エネ化」、中央電力が5棟限定で募集:電力供給サービス
中央電力はが、同社のマンション一括受電サービスを契約中のマンションを対象に、マンションの全電力を実質的に再生可能エネルギー由来の電力に切り替える「RE100対応・再エネマンションプロジェクト」を開始すると発表した。希望するマンション管理組合を5棟限定で募集する。
中央電力は2021年8月17日、同社のマンション一括受電サービスを契約中のマンションを対象に、マンションの全電力を実質的に再生可能エネルギー由来の電力に切り替える「RE100対応・再エネマンションプロジェクト」を開始すると発表した。希望するマンション管理組合を5棟限定で募集する。
同社が提供しているマンション一括受電サービスは、マンション全世帯で電気を一括契約し、安価な電気をまとめて購入することで電気料金を削減できるというサービス。2021年7月末までに、関東・関西圏を中心に約2200棟、17万5000世帯のマンションに供給実績があるという。
今回の「RE100対応・再エネマンションプロジェクト」では、首都圏エリアでこの一括受電サービスを契約する約800棟8万世帯のマンションの管理組合が対象。プロジェクトに選ばれたマンションに対して、トラッキング付FIT非化石証書を組み合わせた電力を供給する。
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