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国内初の「洋上浮体式」で行う太陽光発電、東急不動産らが実証:太陽光
東急不動産らが国内初の洋上浮体式太陽光発電の実証を行うと発表。東京都政策企画局が主導する「東京ベイeSGプロジェクト」の先行プロジェクトの公募事業に採択された
東急不動産、エバーブルーテクノロジーズ、オランダのSolarDuck社は2022年12月8日、「洋上浮体式太陽光発電」と「自動航行帆船」の技術実証提案が、東京都政策企画局が主導する「東京ベイeSGプロジェクト」の先行プロジェクトの公募事業に採択されたと発表した。
東京ベイeSGプロジェクトは、東京都の50年、100年先を見据えた持続可能な都市づくりを目指すプロジェクト。「最先端再生可能エネルギー」「次世代モビリティ」「環境改善・資源循環」の分野における最先端技術の社会実装に向けた取り組みを中央防波堤エリアにて行う。今回、東急不動産らが提案したプロジェクトは「最先端再生可能エネルギー」の分野で採択された。
採択された事業では、まず浮体式の架台設備を利用し、海面上で太陽光発電を行う。この電力を電動船の動力源とする他、船に搭載した蓄電池に充電を行い、蓄電池の配布や公共イベントへの電力供給などによるエネルギーの地産地消を目指すという。
実証設備の詳細なスペックなど、具体的な実施内容については今後東京都と協議して決定する。
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