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太陽光のFIT/FIP入札制度、最低落札価格は「8円台」に突入:太陽光
電力広域的運営推進機関が、FITおよびFIP制度に基づく太陽光発電の第17回入札(令和5年度第2回)の結果を公表。最低落札価格はついに8円台に突入した。
電力広域的運営推進機関は2023年8月25日、FITおよびFIP制度に基づく太陽光発電の第17回入札(令和5年度第2回)の結果を公表した。
第17回の入札対象設備は、出力500kW以上のFIP太陽光発電設備および出力250kW以上500kW未満のFIT太陽光発電設備で、募集容量は110.8879MW、供給価格上限額は9.43円/kWhとなっていた。
結果は55件の落札があり、その再生可能エネルギー発電設備の出力の合計は69.0742MWとなった。最低落札価格は8.95円/kWh、加重平均落札価格は9.30円/kWh、最高落札価格は9.43円/kWhとなっており、ついに最低価格は8円台に突入した。
なお、合計55件の落札の内訳は、FIP対象のものが43件、合計約64.30MWで、FIT対象のもの(250kW以上500kW未満の)は12件、合計約4.76MWとなっている。
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