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2024年度以降の太陽光FIT/FIP価格を総まとめ、事業者が注意すべきポイントは?:太陽光(3/3 ページ)
FIT調達価格・FIP基準価格ともに、2024年度から実施される発電側課金への対応措置や、入札対象の拡大など留意点は少なくない。太陽光発電を中心に、そのポイントを整理する。
2024年度の賦課金単価
需要家の電気料金に上乗せされる再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価は、再エネの導入状況や卸電力市場価格等を踏まえ、再エネ特措法で定められた算定方法に則って設定される。2024年度の賦課金単価は、2023年度の1.40円/kWh(税込み)から大幅に上がり、3.49円/kWh(税込み)となる。経産省では、目安として、1カ月の電力使用量が400kWh(総務省家計調査に基づく一般的な世帯の1カ月の電力使用量)の需要家モデルの負担額は、月額1,396円、年額16,752円になるとしている。
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