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両面発電型の太陽光パネルでソーラーシェアリング、下部農地では海老芋を栽培:太陽光
トリナ・ソーラーが京都府福知山市で営農型太陽光発電所(ソーラーシェアリング)プロジェクトの商業運転を開始。発電所の下部では京野菜の一つである海老芋を栽培する。
トリナ・ソーラーとトリナ・ソーラー・ジャパン・エナジーは2024年7月23日、京都府福知山市で営農型太陽光発電所(ソーラーシェアリング)プロジェクトの商業運転を開始したと発表した。同年6月28日から発電を開始している。
発電所の出力規模は2.34MWpで、年間発電量は2700MWhを見込んでいる。太陽光パネルには同社の210mm角ウェハ技術が搭載された搭載された両面発電モデルの「TSM-690NEG21C.20」を採用している。
太陽光パネルの下では、京野菜の一つとして知られる海老芋を栽培する。海老芋は葉の光飽和点が20〜30klx程度と低く、パネルの下での栽培に適しているという。なお、海老芋の栽培は地域で営農事業を手掛ける有限会社やくの農業振興団が担うとしている。
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