容量市場2026年度メインオークション、目標調達量・指標価格ともに引き上げへ:第74回「容量市場の在り方等に関する検討会」(1/4 ページ)
「容量市場の在り方等に関する検討会」の第74回で、2026年度(対象年度:2030年度)の容量市場メインオークションに関する方針が公開された。厳しい需給見通しを踏まえた供給量の確保を目的に、目標調達量と指標価格(Net CONE)ともに引き上げとなっている。
電力の安定供給のため、あらかじめ供給力(kW)を確保する仕組みとして、2020年度に容量市場制度が開始され、これまでに計6回のメインオークションが開催されてきた。しかしながら、2026年度以降、複数のエリアにおいて供給信頼度(EUE)の悪化が見込まれるなど、供給力不足が懸念されている。
このため、資源エネルギー庁と電力広域的運営推進機関は「容量市場の在り方等に関する検討会」において容量市場の包括的検証を行い、“Call for Evidence”で得られた意見等を踏まえ、容量市場やそのメインオークションの見直しを行うこととした。
同検討会の第74回会合では、新たな指標価格(Net CONE)や目標調達量に基づく、2026年度メインオークション(対象実需給年度:2030年度)における需要曲線の原案が公表された。
2030年度断面の需要想定
第7回目となる2026年度メインオークションの需要曲線は、これまでと同じく最新の供給計画(2026年度)に基づき、対象実需給年度2030年度における「全国H3需要(離島除き)」を需要想定として用いている。
2030年度の全国H3需要(離島除き)は、1億6,190万kWであり、2025年度メインオークション(対象実需給年度2029年度)と比較すると約11万kWの増加となった。
このH3需要(離島除き)の増減をエリア別に見ると、中部エリアの増加が大きいが、2030年度は2029年度と比べると減少エリアのほうが多いことが分かる。ただし、データセンター等の大規模需要は不確実性が高いことに留意が必要である。
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