蓄電池のスポット市場における収益状況は? 蓄電池やDR運用の現状分析:第4回「分散型エネルギー推進戦略ワーキンググループ」(2/3 ページ)
「分散型エネルギー推進戦略ワーキンググループ」の第4回会合では、蓄電池やデマンドレスポンスの現時点の運用状況を報告するとともに、今後の対応の方向性が議論された。
容量市場におけるDRの活用状況
容量市場において、DRは「発動指令電源」として応札可能であり、DR(特高・高圧・低圧)のリソース登録数は約93,000件に上る。
また、発動指令電源に対する2024年度実効性テスト(対象実需給年度:2026年度)におけるDRリソースの発動実績合計は約280万kWであり、リソース数では0.8%の特高DRが発動実績全体の約57%を占めている。
DRリソース数は今後も大きな増加が見込まれるため、発動指令実績確認などのアセスメント業務の負担軽減策について検討が行われている。
需給調整市場などにおけるDRの活用状況
需給調整市場において、現時点VPP/DRが応札している商品の大半は、三次調整力②又は一次調整力である。
2026年度4月〜8月時点において(図6も同様)、各商品の応札量全体に占めるVPP/DRの割合は三次②では約1.0%、一次では約1.5%とまだわずかな比率であるが増加傾向にある。
また、需給調整市場の複合商品において、VPP/DRは他の電源種と比べて高単価で応札されている(図7の採録期間は2/14〜7/3までの4週間区切り)。なお、一次・二次①・複合商品の上限価格は、これまで15円/ΔkW・30分であったが、9月1日実需給分から10円/ΔkW・30分へ引き下げられている。
DRのもう一つの重要な用途が「経済DR」であり、小売電気事業者などがインバランスの回避や需給逼迫時に高騰する卸電力市場からの調達の回避などのために活用されている。ただし現時点、経済DRの実績は十分に把握できておらず、実績把握のための仕組みの確立が課題とされている。
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