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» 2017年08月21日 10時00分 UPDATE

中小の物流事業者が活躍する時代?:成長分野として投資会社も注目! 物流業界を変革する「ニナウ」とは?

宅配物の急増により疲弊する物流業界――。この課題を解決するサービスとして、投資会社からも期待されているのが、KITOHA(キトハ)が提供する「ニナウ」である。一体、どのようにして物流業界を変革しようとしているのか。

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 テクノロジーによるビジネスモデルの転換が各業界で加速している。そうした中、社会的なニーズとして、より変革が強く求められているのが物流業界である。ネット通販の普及による荷物の急増で現場が悲鳴を上げている状況だが、いまだ解決策は見えてこない。この問題を解決するためには果たしてどんな取り組みが必要なのだろうか。

 いま投資会社が注目する物流プラットフォームサービス「ニナウ」を手掛けるKITOHAの遠藤直樹社長と、ベンチャーキャピタルのマルタスインベストメントの澁谷剛社長の話から、この問いを解くためのヒントを探りたい。

投資会社がKITOHAに出資する理由

――マルタスインベストメントは2017年6月より、KITOHAに資金ニーズに応じて総額2億6000万円を出資するとのことですが、まずはその狙いについて教えていただけますか。

photo マルタスインベストメントの澁谷剛社長

澁谷: 出資を決断した最大の理由は、KITOHAが経済活動に必要な物流分野への支援を通じ、広く社会に貢献できるサービスを作っていると判断したからです。

 もともと私は企業のIPO(新規株式上場)支援や新規事業開発、ベンチャーキャピタルとしての最終的な出資の可否判断などをさまざまな企業で経験してきました。

 そこで感じたのは、ベンチャー企業こそ社会や経済を支える存在だということです。そのことは、新製品や新サービスによって新たな経済活動を生み出してきた企業たちの歴史から見ても明らかです。

 ただ、可能性がある企業でも、多くが資金調達に悩まされています。私は、KITOHAのような社会的意義のあるサービスを展開するベンチャー企業の支援を通じて、日本経済の活性化に少しでも寄与したいと考えています。

遠藤: 当社は10社ほどのベンチャーキャピタルと出資の交渉を行っていました。そうした中、澁谷氏と知り合う機会をたまたま得たのですが、まず澁谷氏に言われたのが、当社の可能性の大きさです。

 面と向かって評価された経験がない分、これがとてもうれしかった(笑)。ただ同時に、足りない部分もスバリ指摘され、そこのサポートも行うとも断言してくれました。そこまで踏み込んだ話はこれまでなく、社内的にも会社を伸ばすうえで澁谷氏から協力を仰ぐのが一番良いと判断し、出資をお願いすることにしたのです。

澁谷: KITOHAの潜在力は大きなものです。物流業界の産業構造は現実問題として時代遅れとなっていることは明らかですが、同社は状況の打開に向けた鍵となる技術を既に保有しています。それが物流プラットフォームの「ニナウ」というわけなのです。

ニナウが業界の競争ルールを変える

――ニナウは、どんなサービスなのでしょうか。

photo KITOHAの遠藤直樹社長

遠藤: 端的に言えば、物流倉庫と荷主、物流ドライバーをネットワークで結び、荷物情報を共有するサービスです。扱う情報は、荷物の位置や届け先、荷物の種類や中身などです。

 これまで物流業界では、そのためのシステムを大手企業が自ら作り、作業効率やサービスの向上に役立ててきました。

 しかし昨今、通販の普及などによる荷物の急増により、物流各社は自社の人員だけでは配送に手が回らなくなっています。とはいえ、こうしたシステムは各社のノウハウが詰め込まれているため社外には公開されておらず、外部の配送業者の協力を得る上での“カベ”となっているわけです。

 ニナウでは、このシステムを各社が共有できるプラットフォームサービスとして展開することで、こうした状況を抜本的に打開します。ポイントは、大手のように専用の端末を使うのではなく、誰でも持っているスマホ1つで広く情報を共有できるようになることです。しかも月額制サービスであるため、導入のための多大な初期投資も不要です。

 ニナウの活用を通じて、例えば物流業者同士で協力して、配送を融通し合うことも容易に行えるようになります。また、荷物の可視化によって、荷受け頻度の最適化など、業務自体も確実に効率化が進みます。

澁谷: 大手企業ではないと難しかった高水準な配送業務が、ニナウによって中堅以下の企業でも可能になるわけですね。既存の競争ルールが変わり、業界に大きなイノベーションが起きることも期待できます。

遠藤: ニナウの活用が広がれば、市場が大きく変わるかもしれません。規模が小さな業者同士が協働できるようになることで、単独では難しかった大量配送ニーズへの対応が可能になりますので。

 また、ニナウによって宅配事業への参入障壁が下がれば、サービス競争が活発化します。大企業以外がシェアを握る割合は確実に高まっていくでしょう。ニナウを「共用」する効果・期待は、まさにその点にあります。

photo 「ニナウ」の活用フロー

ニナウが生み出す新たな物流の世界

――今年の本サービスの開始に向け、ニナウの機能をどのように強化する予定ですか?

遠藤: スマホの機能を活用しているので、写真や動画、さらに電子サインにも対応するなど、既に大手企業より先を行っている領域もありますが、より広く利用してもらうことを主眼に置いた機能強化を進めています。

 例えば、Eコマースなどを運営する荷主も活用できるよう、荷物の引き取り依頼や、そのために必要な場所や時間などの管理機能を付加します。最終的には、物流の上流から下流までの業務をニナウが一気通貫でカバーできるようになります。また、商品引き取り後の、配送日時の変更などにも対応できるように改善中です。

 また、物流業界が現在直面している課題の中には、不在による荷物の再配送など、技術だけでは対応しきれないものも存在します。当社では、その課題解決に向けて、宅配ボックスの設置をするなど、独自策を今まさに企画提案しています。

澁谷: ニナウの利用拡大に向けた下地が着実に整いつつありますね。

遠藤: その通りです。ただ、当社は開発側の視点から機能を考えがちで、利用者本位での改善点の洗い出しに弱い面があるかもしれません。ですから、より多くの方々からニナウに対する意見をお聞きしたいというのが本音です。

 今年の8月29〜30日に東京ビッグサイトで開催される「ロジスティクスソリューションフェア」にニナウの出展を決めたのも、まさにその一環です。ニナウに興味を持たれたならぜひ会場で試していただき、率直なご意見を私たちにぶつけていただきたい。意見が集まるほど、ユーザーにとってより便利にニナウを進化させられるわけですから。

澁谷: ニナウには物流業界を新たな競争のステージに引き上げられるよう、ぜひ成功してほしいです。そのためにも、しばらくは利便性向上、利用者獲得が勝負どころになりそうですね。

遠藤: そのための開発スタッフの拡充も現在、前向きに進めているところです。PHPが扱え、Androidアプリの開発経験があれば、当社には活躍の場がいくつも用意されています。新たな物流の世界を切り開くためにも、ぜひ力を貸してもらいたいですね。



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提供:株式会社KITOHA
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2017年9月20日