RSA Conference 2002 Japan レポート
Follow Up:
マイクロソフトがセキュリティに対する姿勢を変えた理由
マイクロソフトが取り組みを進める「Trustworthy Computing」。同社がこのように姿勢を変化させた理由は何だろうか? 同社最高セキュリティ責任者に就任したスコット・チャーニー氏によれば,理由は2つある。1つは市場の変化。もう1つは脅威の変化だ。
Follow Up:
Liberty Allianceを支えるSAML
5月29日,30日にわたって行われたRSA Conference 2002 Japanのセッションの1つとして,Liberty Allianceプロジェクトが取り組んでいる信頼モデルについての解説が行われた。スピーカーは,Liberty Allianceプロジェクトで,トラストアーキテクチャーテクノロジーグループのチーフ・アーキテクトを務めるスラバ・カフザン氏だ。
Keynote:
セキュリティの実現には「官民の協力が不可欠」
5月29日から30日にかけて開催されているRSA Conference 2002 Japanの基調講演に,米ITAA会長を務めるハリス・ミラー氏が登場。2000年問題の際にも情報収集・共有に当たった同氏は,「セキュリティの実現には官民の協力と,グローバルな協力が不可欠だ」と語った。
Keynote:
次世代のインターネット「Webサービス」を支えるセキュリティとは?
米ベリサインの社長兼CEOを務めるストラトン・スクラボス氏がこのところ注目しているのが,Webサービスだ。RSA Conference 2002 Japanの基調講演で同氏は,Webサービスは「次世代のインターネットだ」とし,それを支えるセキュリティ技術に言及した。
MSセキュリティ最高責任者来日,司法省での経験も豊富
マイクロソフトは,RSAカンファレンスでの講演のために来日した同社の最高セキュリティ責任者,スコット・チャーニー氏のプレスブリーフィングを都内のホテルで開催した。
Keynote:
9月11日の事件がセキュリティを変えた
「日本では初開催となるRSA Conferenceへようこそ」−−5月29日,米RSAセキュリティの会長を務め,RSA Conferenceのチェアマンでもあるジム・ビゾス氏のこんな言葉で,RSA Conference 2002 Japanが開幕。ビゾス氏,そして基調講演に登場したICANNアジア/太平洋地域理事を務める加藤幹之氏はともに,昨年9月の連続テロ事件によって,セキュリティが現実の問題になったことを強調した。
BS7799取得でバランスの取れたセキュリティ対策を実現したNTTデータ
今年4月より,情報処理振興協会(JIPDEC)による情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度の正式運用が開始された。このISMSの元となっているのが,英国標準「BS7799」だ。ISMSに先立ち,昨年9月にBS7799の認証を取得したNTTデータの土屋茂樹氏が,セキュリティ認証取得の各ステップと,それが同社にもたらした影響を,率直な感想を交えながら説明した。
「最大の問題はユーザー」と指摘したシュナイアー氏
「インターネットのセキュリティは,現実世界と何ら変わることはない」。5月29日より開催されているRSA Conference 2002 Japanのセッションで,暗号・セキュリティ技術の専門家であり,米カウンターペインの創設者兼CTOを務めるブルース・シュナイアー氏はこのように強調した。
RSAセキュリティと東芝,ICカードを利用したPKIシステムで提携
RSAセキュリティと東芝は5月28日,ICカードを利用したPKIシステムのソリューション強化を目的に業務提携を結んだ。
NTTデータと日本ベリサインがPKIソリューションに関して包括的提携
NTTデータと日本ベリサインは5月29日,PKIソリューションの提供に関して包括的な提携を結んだことを発表した。両社は今後,PKIソリューションの販売やマーケティング,新たなソリューションの提案・提供など,幅広い分野で協業を進める。
ベリサインのマネージドPKIサービスが,KDDIのクレジット決済トライアルのプラットフォームに
日本ベリサインは5月28日,同社のマネージドPKIサービス「VeriSign OnSite」が,KDDIの第3世代携帯電話サービス「CDMA2000 1x」を利用したクレジット決済トライアルの認証決済プラットフォームとして採用されたことを発表した。
東芝と日本ベリサインが提携,TARGUSYSとVeriSign OnSiteの統合ソリューションを提供
東芝と日本ベリサインは5月29日,電子証明書を格納したICカードの統合ソリューションについて提携を結んだ。
Interview:
新しいe-ビジネスには新しいe-セキュリティが必要
5月29日より,東京・赤坂プリンスホテルにて,セキュリティにフォーカスしたイベントとしては国内最大規模のカンファレンス,「RSA Conference 2002 Japan」が開催される。RSA Conference 2002 Japanの実行委員の1人であり,RSAセキュリティの社長を務める山野修氏に,その見どころを聞いた。
SecurIDで無線LANユーザーの認証を実現
5月29日,30日に渡って,赤坂プリンスホテルで開催される「RSA Conference 2002 Japan」の展示会では,「セキュア・ホットスポット」が設置される。RSAセキュリティのワンタイムパスワードトークン「SecurID」を用いてサインインを行い,認証したユーザーのみに新着情報を提供するという試みだ。