動き出したグリッドコンピューティング

コンパックコンピュータは、グリッドコンピューティングシステム構築事業に参入することを明らかにした。テクニカルサポート本部兼HPTC推進部本部長の中野守氏は、「グリッドは、インターネットの登場、アプリケーションの統合を進めたWebブラウザの次に来る、次世代技術のリーダー」と話す。

コンパック、グリッドコンピューティング構築事業に参入

コンパックコンピュータは、グリッドコンピューティングシステム構築事業に参入することを明らかにした。テクニカルサポート本部兼HPTC推進部本部長の中野守氏は、「グリッドは、インターネットの登場、アプリケーションの統合を進めたWebブラウザの次に来る、次世代技術のリーダー」と話す。


IBM developerWorks Live! Keynote:

「グリッドが“e-Business on Demand”の基盤に」とIBM幹部

「グリッドコンピューティングの定義は,テクノロジーをボアリング(boring:退屈)にするもの,かもしれない」と話すのは,IBMサーバグループで次世代インターネットをはじめとする高度なアーキテクチャとテクノロジーを統括するアービン・ラダウスキーバーガー博士だ。


グリッドコンピューティングとオープンスタンダードの融和

分散コンピューティングは新しいものではない。1台のコンピュータでは大きすぎるタスクを多くのマシンに分散させるというアイデアは1960年代からあるもので,特に研究者,科学者,エンジニアの間で注目されていた。しかしそのため,この方法が使われるのは,非常に難解かつ専門的な問題の処理に限られていた。要するに,核弾頭のモデリングには最適でも,中小企業にはほとんど価値がなかった。


インターネットは「グリッド」へ進化,真のe-ビジネス基盤に

1967年に入社したIBMのベテランが来日,都内で行われている「IBMフォーラム 2002」で同社の取り組む技術革新について話した。


動き出したグリッドコンピューティング市場,ハード/ソフトメーカーそれぞれの思惑

グリッドコンピューティングは,企業の将来を担う技術なのだろうか?  学術界や新興企業はここ10年ほど,無数のサーバを接続し,スーパーコンピュータの「集合体」を作り出すグリッドコンピューティングという技術に取り組んできた。この技術を利用すれば,地球の気候のモデリングといった厄介な計算も実行できるという。


「IBMの未来はグリッドにあり」とパルミザーノ氏

次々と打ち出されるコンピューティンググリッドによって,コンピューティングは新たな幕開けを迎えた。そしてこの分野で先行しているのが,IBMだ−−。IBMのサム・パルミザーノ氏は,そう話している。


グリッドコンピューティングで産学がスクラム

IBMやサン,マイクロソフトなどのハイテク企業が学術界のグリッドコンピューティング技術の専門家と協力体制を敷く。これにより,遺伝子研究などに使われている同技術が,Webサービスでも使われるようになるだろう。