IT調査会社のIDC Japanは7月5日、国内リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)に関する市場予測を発表した。2011年の国内RDBMS市場規模は東日本大震災などの影響により、前年比8.5%減の約1466億円となる見込みだ。
震災を契機にした電力不足や景況悪化の影響により、企業のコスト削減志向がこれまで以上に高まる――と同社は予測。多数のRDBMSを持つ企業による低価格製品の採用やRDBMSの統合などの影響で、2011年の同市場は縮小するとみている。
同調査によると、2010年の同市場は、世界的に景気が冷え込んだ2009年の投資控えの反動などにより前年比5.1%増の約1580億円だった。
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