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Android Marketへの不正アプリ混入が後を絶たず、ユーザーは自衛策を
今回出現したのは、以前もAndroid Marketに混入していた「DroidDream Light」の新しい亜種とみられる。
米Googleの公式Android Marketに三たびマルウェアを仕込んだ不正なアプリケーションが混入しているのを見つけたと、セキュリティ企業のLookout Securityがブログで伝えている。
Lookoutによると、今回見つかった不正なアプリケーションは以前もAndroid Marketに混入していた「DroidDream Light」の新しい亜種とみられ、「MobNet」という開発者が提供していた。DroidDream関連のマルウェアがAndroid Marketに出現したのは、3月と6月に続いてこれで3度目になるという。
ただしGoogleは既にこのアプリケーションをAndroid Marketから削除する措置を取り、今回のダウンロード数は1000〜5000件程度にとどまったとみられる。
公式Android Marketに不正なアプリケーションが紛れ込むケースは後を絶たないことからLookoutでは、(1)アプリをダウンロードする場合は開発者名やレビュー、レーティングをチェックして、信頼できる相手からのみ入手するよう心掛ける、(2)アプリケーションのリクエストに対するパーミッションを常にチェックし、そのリクエストがアプリケーションの機能に照らして理にかなっているかどうかを確認する――などの自衛策をユーザーに呼び掛けている。
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