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安倍首相のなりすましツイートも、ネット選挙で不正行為が氾濫

参院選の公示直後から、ソーシャルメディアでのなりすましや不審なメールが横行している。

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 7月4日に公示された参議院議員選挙に便乗するネットでの不正行為が早くも横行している。トレンドマイクロは5日、自民党の安倍晋三総裁になりすますTwitterアカウントの出現や不審なメールの流通を確認したとして、注意を呼び掛けた。

 同社によると、安倍氏をかたるTwitterアカウントは5日現在で16件あり、うち10件は同氏の肖像写真を使用するなど、悪質なケースになっている。党の党首や代表などのなりすました50件近いTwitterアカウントが確認されているもようだ。


安倍晋三氏をかたるTwitterアカウント(トレンドマイクロより)

不審なメールから誘導されるアンケートサイト(同)

 また、「2013 参院選緊急ネットアンケートのお願い」と題した不審なメールも出回っている。メール本文には、アンケート回答者に抽選でプレゼントが当たるとして、アンケートサイトと称するURLが記載されている。誘導先サイトではアンケート項目と個人情報の入力を要求している。

 トレンドマイクロの調べではメールの誘導先サイトは、スパム業者が運営している。同様に個人情報の収集が目的とみられる準備中のドメイン名が複数見つかったという。現時点でこの業者が情報を詐取する狙いは不明だ。

 同社によれば、こうした攻撃は従来もあったが、ネットの選挙活動が初めて解禁されたこともあり、多くのユーザーが関心を持ってこうした不正なアカウントやWebサイトにアクセスしてしまう可能性が高いと、警鐘を鳴らしている。

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