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スマホの写真とクラウド自動バックアップの悩ましい関係:半径300メートルのIT(1/2 ページ)
スマホのカメラで撮影した写真――撮影者しか持っていないワン&オンリーなデータです。万が一の消失を考えればクラウドへの自動バックアップはありがたい機能ですが、情報システム部門にとっては厄介な話かもしれません。
前回、iPhoneやAndroidのカメラを使って名刺やオフィス文書、ホワイトボードをデジタル文書化する方法(参考記事)を紹介しました。スマホをスキャナー代わりに使うことはさまざまな分野で広がっています。例えば、クラウド会計ソフトでは領収書を撮影して入力を補助する機能を備えています。
このようにスマホで撮影したデータをビジネスで活用する風景はさらに加速するかもしれません。しかし、気をつけるべき点が1つ残されています。それは「クラウドバックアップ」です。
スマホの中の写真はかけがえのない1枚
スマホのOSはクラウドと密接な関係があります。iOSにせよAndroid OSにせよ、ネットワークへの常時接続を前提としています。そのため、データのバックアップもいまやPC要らず。
特に「写真」データは、その人にとって“ワン&オンリー”なもの。簡単に消失しては困りますから、iOSは「iCloudフォトライブラリ」で、Androidは「Googleフォト」で自動バックアップ機能を提供しています。スマホユーザーにとって負担にならない方法であることはとても重要です。
個人で使っている限り、この仕組みはとてもありがたいものです。自分しか持っていない、思い出としてずっと残しておきたい写真が、意識もせずにバックアップされていくわけですから安心です。でも、情報システム部門のスタッフにとって、この仕組みはちょっと悩ましいかもしれませんよね。
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