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Lyft、自動運転事業部「Level 5」を立ち上げ
UberのライバルLyftが、独自の自動運転技術開発部門「Level 5」を立ち上げた。Waymoと提携し、Jaguar Land Roverから出資を受ける同社は自社の関連データやシステムをパートナーに開放しつつ自動運転による配車サービス実現を目指す。
米配車サービスのLyftが、独自の自動運転技術開発部門「Level 5 Engineering Center」を立ち上げた。同社のエンジニアリング担当副社長であるルク・ビンセント氏が7月22日(現地時間)、自身のMediumで発表した。
独自の自動運転システム(SDS:self-driving system)を開発し、データやシステムをパートナー企業に公開していくとしている。システムを搭載する車両はパートナーが提供する。
同社は5月、自動運転事業で米Alphabet傘下のWaymoと提携することを明らかにした。また、6月には英Jaguar Land RoverがLyftの自動運転事業支援で25万ドル出資したと発表した。
部門名のLevel 5は、自動車技術の標準化を進める非営利団体SAE Internationalが定義するドライバー不要の完全自動運転レベルに由来するようだ。
ビンセント氏は2月にLyft入りする前は米GoogleでGoogleマップのストリートビューを手掛けるエンジニアリング担当シニアディレクターを務めていた。
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