現在，幕張メッセにおいて「CEATEC JAPAN」が開催されている。10月7日まで。これはかつてのCOM JAPANとエレクトロニクスショーを統合した最先端技術の複合的な展示会。主催は通信機械工業会，日本電子機械工業会など。

　移動通信を含むネットワーク関連，ASPビジネスの現状など，世界のIT産業の最先端がこのイベントに集結している。そんな中，われわれが見慣れたコンシューマーゲームマシンをKDDIのブースで見ることができた。

　ここでは，プレイステーション2とDDIポケットの携帯電話「H"」（エッジ）をUSBで接続。サン電子のPS2用ネットソフト「EnjoyMagic」で，メールのやり取りを行うデモを行っていたぞ。パッドによるメールの送受信作業も直感的にできるのが嬉しい。

　「EnjoyMagic」は，もちろんネットサーフィンが楽しめるWebブラウザ機能も持つ。説明員によれば，難しい設定を一切することもなく，すぐにPS2とH"で64Kbpsでのインターネットが楽しめるという。

　その隣にはDreamcast用PHSが参考出展されていた。この通信ユニットは，モデムの部分に装着するもので，PC用などで見かける小さいアンテナが立つタイプのものだ。

　これにより，電話線がある場所まで移動することなく，DCでネットサーフィンやネット対戦ゲームができるのだ。

　ほかにもゲームボーイと携帯電話の接続デモもあったぞ。

　さらに，KDDIの次世代移動通信システムを利用できる，京セラのゲーム向けの端末も参考出展されていた。

　コンパクトよりも1まわり大きいサイズの円形をした端末で，中央部を左右に開くと中に画面が現れる。ゲームをダウンロードしたり，対戦を行うことも可能だ。カメラとマイクも内蔵し，対戦相手の表情まで見ることができるのがすごい。

　ほかの形態（電話型など）の次世代移動通信対応の新端末と，価格も大差がないようになるとのこと。これがもう来年リリースされるということが，ゲームも新たな世紀を迎えることを教えてくれている。

[SOFTBANK GAMES]