コナミのAOU出展タイトル群のキーはやはりネット

2003年2月21日

　AOU2003・コナミブースの主役は，レースゲーム「アール.ピー.エム.レッド.　チューンドカーチャンピオンシンプ」。ブース正面に設置され，たくさんのプレイ待ちの来場者でごったがえしていた。

　最大8人までが同時に参加できるもので，ハンドル付きのプレイ筐体（1プレイヤー・1筐体）に加え，50インチの実況中継画面を持つ別筐体が用意されるのが特徴。プレイヤー用筐体は自車を中心の画面となるが，この実況中継画面は，第3者的な視点でレースの模様が映し出される。ギャラリーも楽しめるのが嬉しい。実況の様子も往年の古館さん風のもので盛り上がる，盛り上がる！

　もう1つの特徴はカードシステム。自分の戦積やランキングを記録する“エントリーカード”，愛車のセッティング情報をまとめた“マシンカード”の2種類を利用するのだ（だからプレイヤーの筐体にはカード挿入口が2口用意されている）。

　同じく大型筐体のオンライン対戦クイズゲーム「クイズマジックアカデミー」も，だれでも手軽にプレイできるためか大人気。

　オンラインで全国のプレイヤーたちとリアルタイムで勝ち抜き戦に参加できる。勝利者はクラスアップでき，エントリーカードで継続プレイも楽しめる。

　ネットといえば，プレイヤーの戦積をコナミサーバがリアルタイムに集結する機能を備えた「ワールドサッカーウィニングイレブン アーケードゲームスタイル2003」も出展されていた。コナミから定期的に大会プログラム配信ができるのも嬉しい。

　コナミの説明員によれば，ネットワークを利用して店舗内のどの筐体とも（向かいあった筐体でなくてもOK）対戦が可能となるという。また全国リーグ覇者を目指すモードでは，乱入対戦の拒否ができるようになり，プレイヤーは全国リーグ戦に集中できることもポイントだ。

“音ゲー”もまだまだ健在。エントリーカードで個人データを活用できる「ギターフリークス9th MIX」，ネットワークなどで店舗対抗戦も盛り上がりそうな「ドラムマニア8th MIX」らが登場。カードシステムの活用にも注目されるが，何よりAOU会場では演奏（プレイ）している来場者のウデにいつも驚かされる。

　ほかにも，競争馬の模型と巨大画面が連動する競馬メダルゲーム「ジーワンターフワイルド」，同じく大画面と連動した対戦要素のビンゴメダル機「オーバルアリーナ」くぉはじめとする，派手で大型のメダル筐体も豊富にラインアップされ，ここにも来場者の人垣が。ビデオゲーム以外にもコナミの開発力の高さ・人気の高さを証明していたのだ。

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