「今夏はテイルズの夏に！」TOS＆TOP制作発表会

2003年6月9日

　ナムコは本日（6月9日），都内にてNINTENDO GAMECUBE用「テイルズ オブ シンフォニア」，GBA「テイルズ オブ ファンタジア」の制作発表会を開催した。

　本日開催された制作発表会では，テイルズシリーズのプロデューサー・吉積氏がまず，「GC『テイルズ オブ シンフォニア（TOS）』は8月29日に，GBA『テイルズ オブ ファンタジア』は8月1日に発売します！」と発表！ 気になる両ソフトの中身について，映像を交えながら詳細を明らかにした。

　まずGBA「テイルズ オブ ファンタジア（TOP）」は，ご存知SFCで人気となった『テイルズ オブ』シリーズの第1作目を移植したもの。敵味方が入り乱れる“リニアモーションバトル”もGBAでも楽しむことができる。

　吉積氏によるとGBA版「TOP」は，単なる移植ではなく，「最新版のTOP」。新エピソードやキャラクタなども続々追加されているとのことなので，ぜひ楽しみにしたい。

　そしてGC「テイルズ オブ シンフォニア」は，既報通り表裏一体の逆世界・シルヴァラントとテセアラを舞台にした『テイルズ オブ』シリーズの最新作だ。命の源である「マナ」が搾取され，これまでにない厄災に襲われていた世界を救うため，一人の少女・コレットは17歳の少年・ロイドとともに再生の神子の使命を果たす旅に出る……というストーリーが展開する。

　同ソフトで特徴的となるのは，やはりシリーズ初となる3Dの導入。フィールド画面だけでなく，町や村だけでなく戦闘も3D化し，敵の後ろに横から回り込んで攻撃する……といった，アクションゲームのようなバトルを楽しめるようになっているのだ。

　ストーリーも“テイルズ オブ”の看板にふさわしいものに仕上がっているようで，コレット役の水樹奈々さんからは「読んだ台本は全部で7冊。アフレコの時には，本編はもちろん，周囲で起きる人間ドラマにもついつい引き込まれちゃいました」という言葉が聴かれていたぞ。

　このほか，文字でストーリーを追える「あらすじ」機能や，キャラの育成方針をプレイヤーが決められるシステム，「TOD2」でお馴染みとなったパズルなど，多くの要素が搭載されているという「TOS」。気になるプレイ時間は「オーソドックスにプレイして，35〜40時間」（吉積氏）が想定されているということなのでお楽しみに。

　さらに発表会では，任天堂から「テイルズ オブ シンフォニア（TOS）」カラーのNINTENDO GAMECUBEが発売されることも発表された。 TOSのメインカラー・グリーンを基調とし，中央部分には「テイルズ オブ シンフォニア」ロゴと主人公・ロイドが描かれた仕様で，発売時期などは不明。テイルズファン必須となりそうなこのGC，ぜひ手に入れたいね。

　そしてもう一つ，同ソフトのテーマソングに，現在ブレイク中のJ-POPユニット「day after tomorrow」が起用されたことも発表に！　同グループのボーカル・misanoさんからは「この曲は遠くに行ってしまう人を見送る“勇気”を表現しました」という言葉が聴かれていたぞ。

　最後に「8月は“テイルズ”がどこから来て，そしてどこに行くのかがわかる“テイルズサマー”にしていきたい」と意気込みを見せた吉積氏。両作とも約7割いるというリピーターの期待を裏切らないデキになっているとのことなので，ぜひ発売を楽しみにしていよう！

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