発売まであと1カ月に迫った 「イースVI 〜The Ark of Napishtim（ナピシュテムの匣）〜」 編集部にベータ版が届いたので早速プレイしてみたぞ。

　ゲームを起動してまず驚くのは，その精細で美しいグラフィック。

　今作ではシリーズ初となるフル3D化により，ゲーム画面がより美麗でハイクオリティに仕上がっているのだ。

　海面の波の動き，暗い森の中に差し込む木漏れ日などの表現から，町や村の建物やダンジョン，部屋の中の小物など，細部にいたるまでしっかりとグラフィックが作り込まれており，こういう細かい部分にも大御所ファルコムならではのこだわりが見え隠れしているぞ。

　さて，ゲーム自体は「5」より3年後，アドルが「カナンの大渦」の流れにのまれ，絶海の孤島カナンの地に流れ着いたところから始まる。

　今作のヒロインといえる存在のレダ族の少女たちに助けられたアドルは，いつものごとく自ら進んで過酷な冒険に挑んでいくことになるのだ。

　基本的にこれまでのシリーズ同様，NPCとの会話によってストーリーを進行させていき，フィールド上で雑魚敵を蹴散らしながら，ストーリーの要部分に挿入されるボス戦に突入，といった繰り返しになるわけだけど，イースではお馴染となった巨大なボスとの戦闘も，3D化により緊迫感が増し，従来以上に迫力のあるものになっているぞ。

■3Dとなったボスが奥から現れる様はまさに迫力のひと言につきる。

■ボス戦自体もヒット＆アウェイの駆け引きがさらに重要になったぞ。