[ 独特の手法で語られる,奥深いストーリー ]
戦いの合間に入るストーリーテリングの場面には「グラフィックノベル」という手法が使われているのも特徴。
これはアメコミ風に描かれ,コマ割りされたイラストが表示され,コマの流れを追うようにボイスや効果音が流れていく……というもの。
■序盤で見られるグラフィックのベルのシーンを少しだけ公開。リアルタイムで見ると,かなりの臨場感を感じてもらえるはず。移動中などでも,フィルム・ノワールによく見られる"心の声"的なナレーションが効果的に入るので,ストーリー展開のテンションが落ちない。
シナリオ自体も単なる復讐劇だけでなく,物語が進むにつれて新たな謎や二転三転する展開が加わり,見るものを飽きさせない深みを持っている。
プロローグの時点ですべてを失い,復讐の炎に身を焦がすだけの男,戦いの果てに待つものは……? とフィルム・ノワール(※1)を思わせる物語の陰影,ハードボイルドな台詞回し,そして戦いのアクションが三位一体となってプレイヤーを夢中にさせることだろう。
※1 元々は第二次世界大戦〜直後にかけて作られた,光と影のコントラストを強調して撮影される暴力,孤独,退廃をめぐる犯罪映画などを指す。 占領から開放されたフランス人たちが,戦前と代わらぬモノクロの色調で作られた映画を見て(仏語で映画はフィルム,黒はノワール)名づけたことに由来する。 現在では光と影,犯罪,ペシミズム,ハッピーエンドの不在といった要素を併せ持つ映画をジャンルを超えてこう呼称する。
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