■ストーリー
巫術(ふじゅつ)とは,天地の理を人の暮らしへ応用したもの。
朝廷は巫術の儀式の一切を取り仕切り,結界に守られた現世の人々は,千年もの時を安泰に過ごしていた。
しかし,巫術により制御された理想郷と,結界の外の自然の運行には,人知れず大きな歪みが発生していた。
そして,結界の崩壊はあっけないものだった。
外界からは暗雲が流れ込み,吹き荒れる大嵐に朝廷は瓦礫の山と化し,人々は巫術の恩恵のすべてを失うこととなった。
朝廷の施した結界内では,「死」すらも制御されるものだった。そして「死」を操るには,巫術士の中でも特殊な天性が要求されていた。
ライコウ(源頼光)は,その「死」に,誰より長けた巫術士だった。
それ故,己の才を忌み嫌い,実父の寿命を果たす勅命を機に,職務を放棄してしまう。
山中に逃亡し,朝廷の放った刺客をも軽々あしらうライコウ。しかし,さすがのライコウも結界の崩壊からは逃れる術はなかった。
大嵐に吸い上げられたライコウは,死を目前にしていた。
だが,黄泉津比良坂姫(ヨモツヒラサカノヒメ)の力により「生と死の狭間」に留められ,その死を免れることになる。
そして,ヨモツヒラサカノヒメがその生と引き換えにライコウに依頼したのは,「死」を創る能力を使った妖鬼退治だった。
やぶれた結界から襲い来る不死身の妖鬼を死へと導き,人々を助けるのだ。
それは,人の死を弄んで来たライコウ一族の,贖罪の戦いの始まりでもあった。
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