世界では，ルグナル社が開発したA.R.K.と呼ばれる搭乗型飛行メカの暴走事故が多数報告されていた。

　それは，太陽発電用衛生からのマイクロウェーブ送信で電力供給を受ける理想実験型都市，「オリヴァーポート」においても例外ではなかった。

　A.R.K.は，リアルタイムに行動を先読みして移動補正を行う自律型サポート機能を搭載し，一般作業用から軍事用まで，幅広い目的で使用されているロボットだ。

　高性能なA.R.K.がひとたび暴走をはじめれば，それに対応できるのは同じA.R.K.しかない！

　こうして，5機のA.R.K.を擁する対暴走鎮圧特務チーム「叢 - MURAKUMO -」が結成されることとなった。

　しかし何故，A.R.K.は暴走するのか？

　そして，あまりにも手際の良すぎる「叢 - MURAKUMO -」の設立……

……果たして，その真の目的とは？