Ark社は1945年に設立された家電メーカー「東京総合電気工業」がその前身で，現在では世界的な巨大企業へと成長していた。

　そして，プレイヤーの部屋へと届けられる大きなケース状の物体。

　その中には，一体のロボットが膝を抱えて横たわっていた。

　こうして，「P.A.S.S.（Personal Assist Secretary System）」と呼ばれる美少女型ロボットとの同居生活が始まった……

　このゲームでの最大のポイントは，プレイヤーと「P.A.S.S.」とのコミュニケーションが「言葉」によって行われること！

　その会話は，パッドからの選択肢入力やキーボードからの文字入力によるのではなく，Xbox用のボイスコミュニケータを使った本物の「語り掛け」で実現されている。

■送り届けられた「P.A.S.S.」は基本的な情報しか持たない，いわば「素体」。最初は会話も動作も，どこかぎこちない。		■しかし，プレイヤーが熱心に語り掛けることによってだんだんと言葉と行動を憶え，人間らしくなっていくのだ。

　最初は何も知らない「P.A.S.S.」だが，物の名前や行動をプレイヤーがマイクを通して言葉で指示することにより，「P.A.S.S.」もだんだんと言葉を覚えていく。
　そして次第にプレイヤーと，会話によって意思の疎通が行えるようになっていくのだ。

　また「P.A.S.S.」が発する言葉は，あらかじめ録音されたデータを再生しているのではなく，音声合成システムによって生成されている。

　そのため，「P.A.S.S.」にはプレイヤーの名前を憶えさせ，しゃべらせることも可能。
　世界に一体だけの，自分だけのオリジナルの「P.A.S.S.」を作り上げることができるぞ！