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●MTRGの実行

 ではMRTGを実行してみよう。MRTGを実行するには,次のようにmrtgコマンドの引数にcfgファイル名を渡せばよい。

/usr/local/mrtg-2/bin/mrtg cfgファイル名

 今回は,先にcfgmakerコマンドで作っておいた/usr/local/mrtg-2/data/mrtg.cfgファイルを設定ファイルとして実行するので,次のようにする。

# /usr/local/mrtg-2/bin/mrtg /usr/local/mrtg-2/data/mrtg.cfg

 初回実行時と2回目に実行したときには,いくつかのワーニングメッセージが出るが,これは過去の統計データが存在しないという意味であり,無視してかまわない。3回目以降は,ワーニングメッセージは出なくなる。

 実行が完了すると,/usr/local/mrtg-2/dataディレクトリに,HTMLファイルと画像ファイルができるはずだ。その表示結果は,Fig.6のようになる。

Fig.6 実行結果
fig_06

 Fig.6にあるように,デフォルトで表示されるのは,各インタフェースのトラフィック情報だ。いまは実行したばかりなので,グラフの値は,とくにない。しかし,mrtgコマンドを何回か実行すれば,徐々にグラフの値がたまってゆく。


グラフの値は,WorkDir行で指定したディレクトリに,拡張子が“.log”のファイルに保存される。もし過去の統計情報を削除したくなったならば,拡張子が“.log”のファイルを削除すればよい。

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