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cronを使って自動的に実行されるようにする

 しかし,mrtgコマンドは1回限りの実行であり,継続して実行されるコマンドではない。よって,継続的にデータを取得してグラフを作ってゆくためにはcronを設定するなどして,mrtgコマンドを定期的に実行するように設定しなければならない。


以下に説明するcronを設定する方法以外にも,cfgファイル内にRunAsDaemonIntervalを指定する方法もとれる。RunAsDaemonを指定すると,mrtgコマンドはデーモンとして(バックグラウンドで)動作するようになる。

 たとえば,5分おきにmrtgコマンドを実行するには,次のようにする。

(1)crontabコマンドを実行する
 まず,crontabコマンドを-eオプションを付けて実行する。

# crontab -e

(2)mrtgコマンドを実行する行を記述する
 するとエディタが起動するので,次のようにmrtgコマンドを起動する行を記述する。

0,5,10,15,20,25,30,35,40,45,50,55 * * * * /usr/local/mrtg-2/bin/mrtg /usr/local/mrtg-2/data/mrtg.cfg

 以上で,5分ごとにMRTGが実行されるようになった。5分後,10分後などに再度先のHTMLファイル(Fig.6)を参照すれば,グラフが徐々に作られていくのがわかる(Fig.7)。

Fig.7 24時間以上経過した状態のグラフ
fig_07

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