SANEの設定
次に,SANEの動作環境を整えるため,設定ファイルを編集する。
次に,SANEの動作環境を整えるため,設定ファイルを編集する。
このためにはまず,エディタで/usr/local/etc/sane.dディレクトリにある利用したいスキャナのドライバの設定ファイルを開き,設定ファイルを確認しよう。
どの設定ファイルを編集するのかは,利用するスキャナの機種により異なる。例えば,セイコーエプソンのスキャナであればepson.conf,ヒューレットパッカード(HP)のスキャナであればhp.confファイルなどだ。
今回は,筆者の手持ちのスキャナであるGT-7600(セイコーエプソン)を例に挙げて,解説していこう(写真2)。GT-7600は,前述した/usr/local/etc/sane.dディレクトリにあるepson.confファイルを編集することになる。
写真2■GT-7600 |
epson.confファイルの先頭には,次のような行が見られる。
scsi EPSON |
この個所を,先に作成したUSBスキャナのキャラクタデバイス「/dev/usb/scanner0」を指すように変更する。
usb /dev/usb/sanner0 |
以上で,設定内容の編集が完了だ。
9/21 |