ウイルスバスター2002の
最適な設定方法は?

 ウイルスバスター2002は,初心者でも簡単に利用できるように,インストールするだけでも十分に機能するようになっている。しかし単にインストールしただけでは,ウイルスバスター2002を完全に使いこなしているとは言えないだろう。ここでは一歩上をいく設定方法を解説しよう。

●「リアルタイム検索」は必ずOnにしておこう

 アンチウイルスソフトを使う一番の目的は,もちろん即座にウイルスを検知してマシンを防御することにある。このため,マシンパワーが許すならば「リアルタイム検索」は必ずOnにしておこう。Webサイトからダウンロードしたファイルや,ICQやMSN Messengerといったメッセンジャーツールから送信されてきたファイルにウイルスがあった場合でも,それらのファイルを実行したり保存しようとすると,すぐに検知して駆除,検疫してくれる。デフォルトの設定ではOnになっているので,可能な限りこのままにしておこう。なお,リアルタイム検索の設定/解除は,タスクバーにあるアイコンを右クリックしたときに表示されるメニューで設定できる(写真10)。

写真10
写真10■タスクバーのアイコンを右クリックするとメニューが表示される

パーソナルファイアウォールで不正アクセスを防御

 ウイルスバスター2002のもうひとつの特徴はファイアウォール機能だ。トロイの木馬などの,密かに仕込まれたバックドアをはじめとした不正アクセスを防御してくれる。

 パーソナルファイアウォールの設定状況は,設定画面の「パーソナルファイアウォール」にある「セキュリティレベル」,「信頼するコンピュータ」,「をクリックすると表示される(写真11)。デフォルトではリスト1のような設定になっている。

写真11
写真11■パーソナルファイアウォールのセキュリティレベル設定画面。「パーソナルファイアウォールを有効にする」にチェックが入っているか確認しておこう

リスト1■デフォルトでのパーソナルファイアウォール設定
セキュリティレベル 高(クローキングによるアクセス制限,トロイの木馬ブロック,ファイアウォール)
信頼するコンピュータ なし
ブロックするポート デフォルトの指定ポート

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