パソコンがウイルスに感染するルートとしては,メールによってある日突然送られてくるウイルスがいまや主流となっている。メール経由での感染を防御することは非常に重要なのだ。リスト3のメールソフトを利用しているなら,ウイルスバスター2002をインストールするだけで,自動的にメール検索が設定される。
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これ以外のメールソフトを利用している場合は,自分で設定する必要がある。ただし設定方法は簡単だ。メールソフトの設定画面で,接続しているPOPサーバを「localhost」に変更して,ユーザー名を「ユーザー名/POPサーバ」のようにすればよい(写真18)。
ところで,メール検索機能は残念ながらAPOPには対応していない。APOPに対応しているプロバイダはほとんどないとはいえ,会社などではセキュリティの面から利用している場合もあるだろう。そのときには検索機能全体を解除しておかないと,メールの送受信ができなくなる。セキュリティの面から考えてAPOPを利用していることも多いと思うので,早急な対応を望みたいところだ。
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●WebTrapとURLフィルタは任意で
最近ではウイルスだけでなく,「Webサイトを見るだけでパソコンがハングする!?」で紹介したようなWebトラップも,インターネットには存在する。「WebTrap」はデフォルトではOffになっているので,不正なJavaスクリプトやActiveXを防御したいなら,これは有効にしておいたほうがよい(写真19)。また,子供などと一緒にパソコンを利用している場合,閲覧させたくないWebサイトがあるなら「URLフィルタ」で指定しておけばよいだろう。
ただし,WebTrapを有効にすると,若干だが速度低下が起きるようだ。Internet Explorerなどのセキュリティホールも順次修正されているので,怪しいWebサイトへ行くのでもなければ,特に利用しなくてもよいだろう。
写真19■設定画面の「インターネットセキュリティ」−「WebTrap」から,WebTrapを設定できる |
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