この特集のトップページへ
>
Chapter 7:プレゼンテーション層の構築
7.8 請求書管理処理
では最後に,請求書管理処理を実装する。
請求書管理処理は,伝票管理処理と同様に,請求書の一覧を表示する「請求書情報ウィンドウ」と,その明細を表示する「請求書明細情報ウィンドウ」という2つのウィンドウで構成する(Fig.7-103とFig.7-104)。このうち,請求書情報ウィンドウは,MDI子ウィンドウとして構築し,請求書明細情報ウィンドウは通常のフォームでモードレスウィンドウとして構築する。なお,請求書情報ウィンドウと請求書明細情報ウィンドウは同期させる。つまり,ユーザーが請求書情報ウィンドウで選んだ請求書の明細を,請求書明細情報ウィンドウに表示する形態となる。
なお,請求書管理処理は,その処理の大部分が「7.7 伝票管理処理」で実装した伝票管理用のフォーム(Fig.7-77)や明細情報用のフォーム(Fig.7-78)に似ている。そのため,かなりの部分が重複するため,以下の説明では,実装の説明は最低限にとどめることにする。
Fig.7-103 請求書情報ウィンドウ
Fig.7-104 請求書明細情報ウィンドウ
120/134 |