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Chapter 4:データストア層の構築

head2.gif 4.3.4 ロールに対する権限の設定
 次に,COM+アプリケーションに含まれるCOMコンポーネントに対して,どのロールに属するユーザーからの利用を許可するのかを設定する。

 COM+では,COMコンポーネントごとにアクセスを許可するロールを設定できるほか,メソッド単位およびプロパティ単位でもロールを設定することができる。

 COMコンポーネントやメソッド,プロパティに対してアクセスを許可するロールを設定するには,対象となるコンポーネント,メソッド,プロパティを右クリックし,表示されたメニューから[プロパティ]を選択する(Fig.4-31)。

Fig.4-31 プロパティページを開く
fig4_31.gif

 そして,プロパティの[セキュリティ]ページを開き,[コンポーネントレベルでのアクセスチェックを行う]にチェックを付け,その下に表示されているロール一覧で,アクセスを許可したいロールにチェックを付ければよい(Fig.4-32)。

Fig.4-32 セキュリティページ
fig4_32.gif

 なお,ロールの設定は,上位のツリーの設定が下位のツリーにも反映される。つまり,あるロールに対してCOMコンポーネントへのアクセスを許可した場合,そのCOMコンポーネントが備えるすべてのメソッドおよびプロパティに対するアクセス権も割り当てられることになる。

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