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豊富な新機能のサポート
見出し 幅広いハードウェアとソフトウェアサポート

 Windows 2000では,デバイスドライバにWDM(Windows Driver Model)と呼ばれるデバイスドライバモデルが採用されており,多くの部分がWindows 98のものと共通化されている。このため,ハードウェアのサポート数はWindows 98並に増強された。従来のWindows NT 4.0では,スキャナやデジタルカメラなど,主にマルチメディア系デバイスの対応状況に難があったが,Windows 2000では合計6500以上ものデバイスがサポートされている。サポートされているデバイス数で見ると,Windows NT 4.0と比較して,実に60%以上も増加していることになるのだ。この数字はRC2版に標準添付されているものに限った話であり,実際に製品が発売されれば,各メーカーからWindows 2000に対応したデバイスドライバが提供されることになり,その数も一気に増加するものと予想される。RC2版の評価にあたって,3dfxのVoodoo3を搭載したVoodoo3 3000 AGPがそのまま使用できたことに,筆者はたいへん驚かされた。Windows 2000で使用可能なハードウェアのリストは,マイクロソフトのWebページで検索・閲覧できる。

 さらに,ソフトウェアコンパチビリティの向上も重要である。Windows 2000では,Windows NT 4.0と比較して2倍以上ものアプリケーションの動作をテストしているという。そのなかには,世界でトップ400にランクインされるWin32ベースのビジネスアプリケーション,トップ200に入るWin16ベースおよびMS-DOSベースのビジネスアプリケーションが含まれている。ビジネスユースであれば,動かないソフトウェアはほとんどないといっても過言ではないだろう。また,60種類以上の多言語をサポートしているので,各国のアプリケーションをそのまま使用できる(表示・入力・印刷をサポート)。Windows 2000では,英語版や日本語版といった言語の垣根も,もはや存在しないのである。

Fig.7 言語の追加

fig07.gif [地域のオプション]にある[システムの言語設定]や[入力ロケール]に,使用したい言語を追加すれば,日本語以外の言語を表示・入力・印刷できるようになる。海外の留学生を抱える大学や研究機関,海外との取引が多い商社などでは,特に有用な機能となるだろう。

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