「ムーアの法則」が提唱されて今年で50年。これまでムーアの法則は、半導体技術の進化の大きな原動力となってきた。本講演では、半世紀におよぶその歴史を振り返りながら、ムーアの法則に支えられてきた半導体技術の進化にも焦点を当てる。
1985年インテルジャパン株式会社(当時)に入社。技術系マネージャー職、マーケティング本部長などを経て、2007年技術開発・製造技術本部 本部長、2012年より現職。半導体装置メーカーなどの日本企業との協力を推進するなど、インテル社の日本における製造技術に関する活動を統括している。
インテルの設立者の1人であるゴードン・ムーア氏が提唱した「ムーアの予測」は、やがて「ムーアの法則」となって、トランジスタひいては半導体業界の進化を支え続けてきた。本講演では、インテル日本法人副社長の阿部 剛士氏とともに、ムーアの法則の歴史を振り返ることができる。さらに、インテルがムーアの法則の“今後”をどう考えているのかを尋ねたインタビューも見どころの1つだ。インテルのエンジニアたちにとって、ムーアの法則が“開発への情熱”になっていることも、垣間見ることができるだろう。