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» 2005年05月11日 21時41分 公開

バランスが取れたフラッシュメモリMP3プレーヤー「YP-C1」

日本サムスンのYP-C1は「小型軽量性」「操作性」「長時間再生」などの要素を高い次元で融合させた、MP3プレーヤーを捜しているすべての人に勧められる1台だ。

[ITmedia]
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 日本サムスンが先日、販売を開始した最新のMP3プレーヤーが「YP-C1」だ。同社オンラインショップ「サムスンダイレクト」のみで販売されるWeb限定商品となっており、512Mバイト版「YP-C1 X」と1Gバイト版「YP-C1 Z」の2モデルが用意されている。「音楽を楽しむという基本機能の充実を図った」という新製品を早速試用してみた。

photo 512Mバイト版「YP-C1 X」はブルー、1Gバイト版「YP-C1 Z」はブラックのカラーリング

良好なホールド感を生み出すラウンドフォルム

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握り込むと手になじむラウンドフォルム
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電源は単3型乾電池
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パッケージにはネックストラップも付属している。小型軽量なので、首からさげて使うのがオススメだ

 本体サイズは26(幅)×71(高さ)×26(厚さ)ミリ、34グラム(乾電池を除く)。“ラウンドキューブ”と名付けられた、角の落とされたスティックタイプのデザインとなっており、手のひらにしっくりなじむ。ホワイトを基調としたボディにYP-C1 Yはブルー、YP-C1 Zはブラックのカラーリングが施されている。ブルー/ブラックの各色には微妙なラメが施されているほか、前面には透明なアクリルカバーがはめ込まれており、高級感を演出している。

 電源には単3型アルカリ乾電池を1本使用し、約42時間の連続再生が可能。往復2時間の通勤で使用するとしても約21日間、つまり3週間は電池交換なしで利用できるのは大きな魅力だ。また、出先で電池切れになっても、アルカリ乾電池を使用しているためコンビニや駅売店があれば気軽に電池を入手できるのもメリットだ。

 YP-C1 Xは512Mバイト、YP-C1 Zは1Gバイトのフラッシュメモリを搭載しており、それぞれ約128曲/256曲(MP3/128kbps、1曲約4MBの場合)という大量の楽曲が収録できる。USBフラッシュメモリとして使用することもできるので、筆者個人としては大容量のYP-C1 Zをお勧めしたい。

転送はドラッグ&ドロップでラクラク

 再生可能なファイル形式はMP3/WMA/WAV/ASF/OGGで、対応ビットレートはMP3が8Kbps〜320Kbps、WMAが48Kbps〜192Kbps、ASFが8Kbps〜192Kbps、OGGが128Kbps〜512Kbps。MP3のID3タグ(ID3 V1、ID3 V2 2.0)にも対応する。

 PCに接続すると「リムーバブルディスク」として認識されるので、対応するファイルをそのままドラッグ&ドロップすればよい。すでにMP3やWMAのライブラリを持っている場合、そのライブラリは「アーティスト名」-「アルバム名」といった階層構造となっていることも多いと思うが、本製品はフォルダ構造にも対応しているので、その構造をそのまま転送できる。もちろん、USB2.0に対応しているのでファイル転送は高速に行える。

 この製品が初めて購入するMP3プレーヤーの場合には、添付ソフトのSamsung Music Studioでライブラリを構築しよう。Samsung Music StudioはCD/音楽ファイルの再生が行えるほか、CDをリッピングし、MP3かWMAのファイルにエンコードできる。CDをセットすると、GracenoteのCDデータベースに自動的にアクセスし、アルバム名や曲名、アーティスト名を取得してくれるので、ライブラリの構築も簡単だ。

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PCに接続すると「リムーバブルディスク」として認識される
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Samsung Music Studio。CDをセットして右クリックするとMP3かWMAに変換できる。ちなみに変換されたファイルは C:\My Music 以下に生成される

見やすい液晶とシンプルなキーレイアウトで高い操作性

 本体前面には主な操作を行うコントロールパッドと4行表示可能な128×64ピクセルの液晶を搭載している。液晶はLEDバックライトを備えており、認識性も高い。日本語や英語はもちろんのこと、中国語、韓国語、フランス語、ロシア語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語の表示も可能になっている。

 コントロールパッドは上下に音量調節、左右に早送り/早戻しの機能が割り振られているほか、長押しすることでメインメニューが呼び出せる。録音開始とA-Bリピート、再生/停止ボタンは側面に用意されている。

 小型のポータブルプレーヤーでは、曲操作に関するボタンが完全に一体化している製品も多いが、本体が小型なために操作ボタンも小さく、とっさの際には押し間違えてしまうこともしばしば。本製品では再生/停止というもっとも使用頻度の高いボタンが独立しているため、確実な操作が行える。

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前面には液晶とコントロールパッド。液晶のバックライトはかなり明るい
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右手に持つと親指がコントロールパッド、人差し指が再生/停止ボタンに自然にかかる

 再生/停止ボタンを長押しすれば電源のON/OFFが行える。音楽ファイルをルートに転送しているならばそのまま再生でき、コントロールパッドの左右で曲の早送り/早戻しが行える。

 フォルダによる階層構造を転送している場合には、コントロールパッドを長押しして「ナビゲーション」画面を呼び出し、目的のフォルダ/ファイルを探した後に再生ボタンを押せばよい。ナビゲーション画面ではパッドの左で上位フォルダに移動、パッドの右で下位フィルフォルダに移動、上下で同一ディレクトリ内の移動となっている。ナビゲーション画面からはプレイリストへの登録も可能で、目的の音楽ファイルにカーソルをあわせてパッドを押し込めばよい。

 フォルダ単位での再生も可能なので、アルバムフォルダにたどり着いたところで再生ボタンを押せばアルバム単位での再生が楽しめる。音楽再生については、ナビゲーション画面で選曲、再生ボタンでスタートという2アクションだけ覚えておけばよく、非常に直感的な操作が可能だ。初めてこの製品を使う場合でも、5分もさわっていれば手で覚えられるに違いない。

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ナビゲーション画面
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プレイリストへ登録すると曲名の頭に「★」マークが付く

イコライザやボイスレコーディング機能も搭載、万人に勧められるプレーヤー

 メインメニューの「セッティング」からは、クラシック/ジャズ/ロックという3つのプリセットのほか9バンドの調整が可能なユーザーイコライザ機能と、低音ブースト機能が利用できる。ボイスレコーディング機能も搭載しており、側面の「REC」ボタンを長押しすれば瞬時に録音が開始される。録音されるファイル形式は汎用性の高いWAVで、録音中には液晶に録音時間と録音可能時間が表示される。外部入力端子を備えておらず録音は内蔵マイクからのみとなるが、十分な感度を持っており、議事録の作成などに役立つだろう。

 同種の製品で多く搭載されているFMラジオやダイレクトレコーディング機能などは搭載していないが、ポータブルMP3プレーヤーに求められる「小型軽量性」「操作性」「長時間再生」などの要素を高い次元で融合させた、バランスの取れた製品といえるだろう。2台目として小型軽量プレーヤーを捜している人も、初めてMP3プレーヤーを買う人にも自信を持って勧められる1台だ。

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