高速カードで高速連写を堪能する――サンディスク「Extreme IV」シリーズ(2/2 ページ)

» 2007年12月03日 10時00分 公開
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「Extreme IV」のスピードをテストしてみよう

 サンディスク製「Extreme IVコンパクトフラッシュ」は、最大40Mバイト/秒(266倍速)の読み取りと書き込みに対応。それよりもワンランク下の「Extreme IIIコンパクトフラッシュ」の場合は、最大20Mバイト/秒(133倍速)となる。高温や低温、雨や雪などに耐える耐久性や、無期限保証の安心感については同等だが、スピード面に違いがあるのだ。

 この差がどれくらいなのか、Extreme IVとExtreme IIIの比較テストをしてみよう。用意したカメラはニコンの最新モデルD300だ。RAWモードおよびRAW+JPEG(Fine)の同時記録モードを使用し、高速連写モードで30秒間にシャッターボタンを押しっぱなしにした。そして、その30秒間に連続撮影できた枚数を計測してみた。

カード名 RAWモードでの枚数 RAW+JPEG(Fine)モードでの枚数
Extreme III 8GB 54枚 42枚
Extreme IV 8GB 91枚 72枚

テスト条件

D300のマニュアル露出モードで、シャッター速度1/4000秒、絞り開放を選択。フォーカスはマニュアルフォーカスで、連写は標準バッテリー使用時の最高速6コマ/秒となるCHモードに設定。バッテリーは「EN-EL3e」を使用。なお、テストは編集部の独断で行ったもので、カメラやカードの性能を保証する数値ではない。



 どちらのカードを使っても、RAWなら連続して17枚まで、RAW+JPEG(Fine)なら連続して15枚までは、途切れることなく連写できた。ただし、その後バッファメモリが順次開放されて、さらに連写が続く間隔に差があるため、30秒間トータルの撮影枚数には大きな違いが生じた。

 例えば、スポーツの決定的な瞬間を秒6コマの高速連写でとらえることができても、続けてさらに別のシャッターチャンスが生じた場合には、その前のカットが書き込み中であれば、高速連写の連続撮影可能枚数に制約が生じてしまう。つまり、徒競走のゴールの瞬間のように、狙うべきシャッターチャンスが限定されているシーンでは両カードのどちらでも対応できるだろう。しかし、サッカーや格闘技、動物の撮影など予測できないシャッターチャンスが次々に訪れる撮影シーンでは、書き込みが高速なExtreme IVのほうが明らかに有利といえる。

 以下の作例は、D300の高速連写を生かして、イルカのジャンプの瞬間をとらえたもの。ジャンプは1回きりではなく、場所を変えながら連続的に行われる。カードはExtreme IVを使ったので、すべてのジャンプの決定的瞬間をD300の秒6コマ連写でとらえることができた。もちろん、カメラやカードの性能だけでなく、撮影者の腕に依存する面もある。だが、下手な鉄砲ではないが、枚数を多くを撮れば撮るほど、ベストショットをものにできる可能性がアップすることは間違いない。

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photophotophoto ニコンD300+Extreme IVによる高速連写

 なお、デジタルデータの転送方法の規格でいうと、Extreme IVはExtreme IIIより高速な最新規格「UDMAモード」に対応している。UDMAとは「ウルトラ・ダイレクト・メモリー・アクセス」の略で、CPUを経由せず、専用のコントローラーチップから直接、記録メモリにアクセスする仕組み。

 このUDMAの高速性が発揮されるのは、カメラ側とカード側の両方がUDMAに対応していること。今回使用したD300のほか、ニコン「D3」、オリンパス「E-3」、キヤノン「EOS-1Ds Mark III」、ソニー「α700」などがUDMA対応のデジタル一眼だ。

 これらのユーザーはもちろん、それ以外のカメラユーザーでも今後UDMA対応カメラが増える将来性を考慮すれば、UDMA対応カードのExtreme IVを選ぶのがお勧め。カメラ選びだけでなく、カード選びにもこだわるのが、傑作を撮るための基本である。

photo Extreme IVコンパクトフラッシュのパッケージ。データ復元ソフトやトラベルケースが付属する
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提供:サンディスク株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年12月31日