ITmedia LifeStyle：リサ・ローブインタビュー：ラジオで聴いていて欲しくなった曲をすぐにダウンロードできたり、MDで聴けるのはとてもいい

――エニーミュージックがPCと大きく異なるところは、曲を選択するだけで試聴（無料）が自動的に、かつ高音質で聴けるところです。

リサさん　確かにサウンドのクオリティがすごいですね。驚いたというより素晴らしいな、という感動の方を強く感じました。

――PCですとレベルの低いアンプを使っていることが多いので、あまりいい音では聴けませんが、エニーミュージック対応オーディオ機器の場合、最適化した高品質なアンプやスピーカーを搭載していますので、納得のいくサウンドで再生できます。

リサさん　アメリカではPCを持っている人が多く、私の周囲でも品質のいいスピーカーをPCにつないで、音楽を聴いている人も多いのですが、アーティストの立場から言えば、最初に（制作の際に）意図した音はなかなか出ないものだな、と感じています。このシステムがあれば、その問題は解決してしまいますね。

――FMオンエア情報では、ラジオ番組で紹介した楽曲の情報を提供します。

リサさん　すごくすばらしいシステムだと思います。ラジオを聴いていて、この曲いいな、と思うことはよくあることです。それをFMオンエア情報を基に検索して、すぐに購入できるのはとてもいいと思います。

――エニーミュージックのサービスの中でこれが一番いいなと思ったものはありましたか？

リサさん　エニーミュージックのいいところは、ラジオで曲を聴いて、欲しいなと思った曲をすぐにダウンロードできたり、MDで聞けるところですね。アメリカにはもう音楽ダウンロードサービスがありますが、こういうサービスはありませんね。

――エニーミュージックのサービスでこうしたらもっといいとお感じになったことはありますか？

リサさん　自分が選んだ好きな音楽のデータを元にして、こういう曲はどうですか、というようなサジェスチョンをするサービスがあればいいのではないでしょうか？

――それでは、エニーミュージック以外で、こんな音楽の楽しみ方があったらいいと思うことはありますか？

リサさん　やはりそれはライブに行くことでしょう！　後は、他の人が聞いている音楽を教えてもらう、というのもすてきだと思います。

――話はちょっと変わりますが、はじめてご自分で使われたオーディオ機器はなんですか？

リサさん　家にはステレオがありましたが、自分の個人のものだと時計付きのFMラジオです。70年代にはそういうものがうけていたんです。ハイスクールの時のダンスパーティの帰りに、ボーイフレンドとオールナイトでやっているオーディオショップに行ったんです。そのとき手に入れました。その時のボーイフレンドは、ライブのエンジニアをやっているんですよ。

――8月21日に3年ぶりのオリジナルアルバム「The Way It Really Is」をリリースされましたが、今回はどんなアルバムにしあがったのでしょうか？

リサさん　基本的には全曲ギターで弾いて歌えるようにしたということがあります。サウンドのクオリティがポイントで、といっても音質ということではなく、音の響き方にポイントがあるんです。半分がアコースティック、半分がそうではない手の込んだバンドサウンドになっている、そういう形をイメージして創りました。ボーカルをナチュラルになるように心がけ、音作りも作り込んだ完璧なものにするのではなく、自分がお部屋で弾いているように感覚を聞き手が得られるようにしました。

リサ待望の3年ぶり　最新４thオリジナル・アルバム！！「The Way It Really Is」
あのナチュラルな歌声とアコースティック・ギター、そしてメガネが印象的なシンガー・ソングライターとしてお馴染みのリサ・ローブ。今作でも日常のさりげない事をメロディアスな曲にのせて、時に文学的に、時に激しく歌う、リサ独自の世界は健在。今作では1st、2ndで聴かせてくれたポップで親しみやすい、リサらしいメロディラインも随所で復活、非常に完成度の高い作品に仕上がっている。