最近はスマホやタブレットで気軽に映画やドラマが視聴できる。10連休の人も多いであろう今年のゴールデンウィーク。家でのんびりと映画を見る予定だという人もいるのではないだろうか
しかし、最近の映画館は体感型の「4DX」や、映画の世界に入り込んだかのような臨場感を味わえる音響システムなど、劇場設備が進化している。
しばらく映画館から遠ざかっていたという人にもおすすめしたい、最先端の劇場システムを紹介したい。
揺れ、水、風などで臨場感を味わう体感型の「4DX」
「4DX」は、まるで遊園地のアトラクションのような体験ができる「体感型(4D)」上映システムだ。映像に合わせてシートが前後/上下/左右に動く他、風、水、香り、泡、煙、光、ミスト、雪などの特殊効果で臨場感を実現。目で見るだけだった映画鑑賞を、体全体で感じるものにしている。
日本初、ドルビーアトモス+imm soundの最新音響を採用する「アメイジング・サウンドシアター」
「シネマサンシャイン平和島」は、日本で唯一「ドルビーアトモス」と「imm sound」を兼ね備える最新音響シアター「アメイジング・サウンドシアター」を採用する。
ドルビーアトモスは、客席を取り囲むように配置されたスピーカーから自然でリアルな音場を体感できる。imm soundも、前後左右、スクリーンや天井にスピーカーを設置し、観客を包み込むような音響を実現する。
immは、immersive(没入型の、夢中にさせる)という意味で、「後方から頭上をかすめて飛び去るジェット機のごう音」や「見上げた木々から聞こえてくる小鳥たちのさえずり」などもリアルに再現するという。シネマサンシャイン平和島は、日本で唯一imm soundを導入する劇場だ。
大スクリーンと4ウェイ立体音響の新時代シアター「ULTIRA」
イオンシネマの次世代シアター「ULTIRA」(ウルティラ)は、天井と劇場の左右いっぱいまで広がる特別仕様の専用シルバー・スクリーンが特徴。
明るく鮮明な映像と、高音域・中高音域・中低音域・低音域をたくみにコントロールした4ウェイ立体音響を兼ね備える。3D上映にも対応し、奥行きのある立体映像と音響を同時に楽しめる。
ウルティラは、イオンシネマ幕張の他、春日部、名古屋、京都、岡山などが導入している(導入劇場の詳細)。
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