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「HUAWEI P20 Pro」のカメラは何が変わったのか? 実機をいち早く使ってみた(2/3 ページ)

Huaweiが新しいフラグシップスマートフォン「P20」と「P20 Pro」を発表。画像センサーを大型化し、低光量での撮影画質が向上。さらに、HUAWEI P20 Proは初めてトリプルレンズを搭載するなど、大幅な性能強化が図られている。

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 インカメラにもF2.0のライカレンズを使用。2400万の高画素でセルフィーを楽しめる。背景をぼかしたり、「ビューティーモード」を使ったりできる「ポートレート」モードはインカメラでも利用でき、顔を立体的に認識してライティング効果を加える「3Dポートレートライティング」という新機能も楽しめる。これは、iPhone X/8 Plusの「ポートレートライティング」に対抗する機能といえる。

HUAWEI P20
自撮りをしてみた。「ビューティーモード」は自然な補正なので、男でも活用できそう。背景ボケもちょうどいい感じ
HUAWEI P20
「3Dポートレートライティング」で撮った画像は、あとから効果を変更できる

 デジカメとして購入しても満足できそうなHUAWEI P20 Proだが、スマホとしての基本性能でも万全を期している印象。4000mAhのバッテリーを搭載し、30分で58%まで充電できる急速充電にも対応。IP67等級の防水・防塵(じん)にも対応。指紋認証に加えて、顔認証も利用でき、約0.6秒でロック解除できる。DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)は、どちらも4G VoLTEで待受可能。ステレオスピーカーを内蔵し、DOLBY ATMOSに対応。さらに、スマホでは初めてワイヤレスでハイレゾを楽しめるHWA(Hi-Res Wire-less Audio)に対応することも発表された。

HUAWEI P20
iPhone XやGalaxy S9+より早く充電できるとアピール
HUAWEI P20
デュアル4GとデュアルVoLTEに対応
HUAWEI P20
ワイヤレスでハイレゾを聴けるHWAに対応
HUAWEI P20
内蔵スピーカーでも迫力のある音を再生できることを確認してきた
HUAWEI P20
カラバリは4色で、P20は他に「Champagne Gold」もある

「HUAWEI P20」のカメラ性能もライバル超え

 スタンダードモデルに位置付けられるHUAWEI P20は、5.8型(1088×2244ピクセル)の液晶ディスプレイを搭載。P20 Proよりひと回り小さく、片手で操作しやすいサイズ感だ。CPUはP20 Proと同じAI専用NPUを内蔵したKirin 970で、メインメモリは4GBという構成だ。

HUAWEI P20
HUAWEI P20にもノッチがある
HUAWEI P20
HUAWEI P20の背面カメラはダブルレンズ

 P20とP20 Proとの大きな差分はカメラ。P20の背面カメラはデュアルカメラで、F1.8レンズ&1200万画素のRGBセンサー+F1.6レンズ&2000万画素のモノクロセンサーという組み合わせ。前モデルのHUAWEI P10もデュアルカメラだったが、レンズはどちらもF2.2で、1200万画素RGB+2000万画素モノクロという組み合わせだった。P20の画像センサーの大きさは1/2.3型で、P20 Proよりは小さいものの、他メーカーのハイエンドモデルを上回るスペックを実現している。

HUAWEI P20
画像センサーのサイズ比較。画素サイズが1.55μmのP20のセンサーは、競合他社よりも大きい

 P20 Proと同じように、暗い場所でも明るく撮れることがセールスポイントで、手持ちで夜景がきれいに撮れる「夜間」モードも搭載。「スーパースローモーション」も撮影可能だ。インカメラはP20 Proと同じスペックで、新機能「3Dポートレートライティング」にも対応している。

HUAWEI P20
人の顔がはっきり見えないほど暗い室内で、花を撮影するデモンストレーションも行われていた

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