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ソフトバンクも2年/4年縛りの条件見直し コード決済「PayPay」には自信(2/2 ページ)

ソフトバンクグループは8月6日、2018年第1四半期の決算発表会を開催。他社が見直しをしている2年縛りや4年縛りの条件、2018年秋に開始するQRコード決済「PayPay」について孫正義社長が言及した。

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2年縛り、4年縛りへの対応は他社と同様に

 プレゼンテーション後の質疑応答では、スマホ決済についての期待を孫氏が語った他、総務省から指摘され、au、ドコモが既に対応を表明している2年縛り、4年縛りへの対応についてソフトバンクの宮内社長が回答した。

―― 国内のスマホ決済の普及に注力していると思うが、孫さんのスマホ決済に対する意気込みは?

孫氏 中国ではQRコードを使ったスマホ決済が圧倒的に広がった。中国だけでなくインド、東南アジアでも急拡大している。なぜQRコードが良いか。お店側に投資がほとんどいらない。QRコードのシールを貼るだけで実現できる。基本的に店の数はほぼ無限大に広がる。従来のように高い専用端末を買って、ソフトをインストールして、オペレーションコストや手数料を払うという古いモデルではなく、まったく新しく、コストがかからず、素早く大きく広がる。こういうネットワークがこれから作られると思う。ソフトバンクとヤフーが力を合わせて、これを実現したい。いけると思っている。

―― KDDIが4年縛り、2年縛りの対応を発表した。ソフトバンクの今後の対応は?

宮内氏 2年縛りについては、現行の25カ月目、26カ月目に24カ月目を含めたい。4年縛りについては、縛るという言葉が横行しているが、4年プランといいたい。これは、非常に高い端末を買いやすくしようという本当の気持ちでやったプラン。しかし総務省に指摘されているような部分があるので、機種変更におけるプログラム再加入必須という条件を撤廃する方向で検討している。追って、きちんと発表したい。

ソフトバンクグループ
ソフトバンク社長の宮内謙氏

―― 4年、2年縛り見直しの理由は?

宮内氏 (更新月を過ぎて)2週間、3週間たった場合、データの日割りはなかなか難しい。指摘され、24カ月目を入れることによって、改善したのではないかと思っている。ユーザーの行動を見ると、私もそうだが2年に1回くらいで、うまく(新機種に)切り替えていっている。2年よりちょっと長いくらいだが、ほとんどの人がそのパターン。2年ごとに最新機種に買い換えていける。「半額サポート」は買い替えやすい4年プラン。

 ただ、たくさんのユーザーの中にはいろんな志向の人がいる。機種変更時に半額サポートの再加入必須が困る人もいるというリサーチのデータを勘案して、そこを撤廃した。ただ、大半の人が、くるくると変わっていく方がいいと思っているのではないか。われわれのリサーチのデータからはそう思っている。

孫氏 われわれは選択肢を提供し、選びたいものをメニューの中から選んでいただく。何かを強制するものではない。ユーザーに買い替えプランのいろんな選択肢から選んでもらう。選択肢は多ければ多い方がいいのではないか。



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