値段相応? それ以上? 3万〜4万円台のミドルレンジスマホ3機種を撮り比べ:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/5 ページ)
最近、ハイエンドモデルを中心に激しくなりつつあるスマホの「カメラ競争」。翻って、手頃な価格のミドルレンジスマホのカメラって、どうなんでしょう? シャープ、Huawei(ファーウェイ)、OPPO(オッポ)の現行3機種で撮り比べてみるのである。
風景を撮ってみる
遠景は、いつものガスタンクで撮り比べ。まとめて3機種分見てみよう。
こうして見比べると、AQUOS sense2のカメラが他の2つと比べて少し広角気味っていうのがよく分かりますな。
AQUOS sense2とP20 liteは、絵作りが似た感じの傾向。青空はクッキリと出ていて、ガスタンクは少し色が薄くなってるけれど、快晴っぽい明るさが出ている。
一方、AX7はカメラ的には一番忠実な写りなのだけど、他の2つと比べると青空が少しくすんでみえちゃう。
もう1つ作例。神宮前の交差点で。
いやあ、P20 liteの色は「さすがHuawei」っていう感じで、これ夕方の日没が近い時間なので空がここまで青いのはいささか不自然なのだけれど、見るからに鮮やかに撮れるのは強い。AQUOS sense2は、やや夕方っぽい感じになっている。
料理を撮ってみよう
続いて料理編。
AQUOSスマホのカメラは、伝統的に料理を認識してくれる。
では、料理を一番キレイに撮れたのはどれか。ちょっと料理を撮るにはつらい撮影環境(外光がなくちょっと暗めで照明は白熱灯っぽい色合い)で撮ってみたところ、どれが良いとは一概に言えない感じになったので、2パターンどうぞ。
まず、しょうが焼き定食。
お次はタリアテッレ。
AQUOS sense2は、しょうが焼きの方はいいけれど、タリアテッレはホワイトバランスがちょっとずれてしまった。料理と認識したなら、白い皿はちゃんと白く撮れてほしい。
タリアテッレはAX7が明るくていい感じ。P20 liteは忠実にホワイトバランスを合わせてくる傾向がある感じ。
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