News | 2002年9月17日 07:33 PM 更新 |
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1位 | 次世代のPlayStationは変幻自在 | |
2位 | 盛り上がりに欠ける? WindowsXPSP1リリース | |
3位 | Web標準を守らないW3Cメンバー | |
4位 | ソニー、バイオノートPCの秋モデルを発表 | |
5位 | 進化するPCゲーム、追いつけない新型PC | |
6位 | 「たのみこむ」、パソコンお札の生産確定 | |
7位 | ソニー、“未来バイオ”のコンセプトモデル発表 | |
8位 | NEC製PCでもHDD不具合の可能性 | |
9位 | 一体どこに置けばいいのか、MediaCenterPC | |
10位 | Intel、Hyper-Threading対応の「Pentium4withHT」を発表 |
先週は、トップ1を含めてソニー関連の記事が3つもTop10にランクインした。先週末には、同社のプライベートイベント「ソニードリームワールド2002」(別記事1、2を参照)も催されるなど、エレクトロニクスメーカーの中で、ひとり気を吐いている。
ソニードリームワールドの会場内で注目を集めていたのが、7位の“未来バイオ”。これは、近未来のバイオが目指すものをカタチにしたコンセプトモデルだ。自分のコンテンツを蓄積できるパーソナルサーバ的役割の「コンテンツエッグ」はまだ分かるが、ユーザーの一歩先を提案して日常生活を支援するという「バイオE.Q」などは、「本当にそんなことができるのだろうか?」と普通なら疑問を持つところ。それも、ソニーが提案すると現実味を帯びてくるから不思議だ。
1位の記事では、PlayStation 3(PS3)がこれまでとは全く異なるカタチで登場する可能性があることを示唆している。また同社は、PS3の研究で、ネットワークに接続した無数のコンピュータを使って演算処理を行う「分散コンピューティング」に重点を置いていると語っている。
そうなってくると、ネットワークにつながった“未来バイオ”たちがPS3として働く可能性は十分に考えられる。そんなことを思いながら未来バイオの画像をあらためて見ると、月食(もしくは日食)の始まりのようなデザインのコンテンツエッグの“円が欠けた部分”に、光ディスクを入れるためのような開口部があるではないか。
将来的には、ゲームもすべてネット上からダウンロードするようになるのだろうが、PS1やPS2で蓄積した既存のコンテンツを無駄にしないためにも、PS3に光ディスクドライブの搭載は欠かせないだろう。
光ディスクの挿入口があるだけで「未来バイオ=PS3」と決め付けるのは早計だが、「こんなオシャレな未来バイオたちに囲まれて、未来感覚のゲームをしてみたい」と夢見させてくれることも、メーカーの大事な役目ではないだろうか。
[西坂真人, ITmedia]
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