News:アンカーデスク | 2003年3月6日 06:00 PM 更新 |
これだけなんだけど、なんとなく楽しい。最初は、でたらめにスイッチを押して喜んでいるんだけど、そのうちに規則的に押してどうなるかとか、リズムをつけてみるとか、いろいろ遊びだす。自分で遊んでも楽しいし、人がどういうふうに遊んでいるのかを見ていても楽しい(*8)。
Digital Decor
椎尾一郎氏(玉川大学工学部)、Jim Rowan氏、Elizabeth Mynatt氏(ジョージア工科大学)による「Digital Decor〜強化された家具」。
2種類発表されていたけど、どちらも引き出し(WISSでの記事参照)。
1つめは「Strata Drawer」。カメラで履歴を撮影してくれる引きだし。引き出しの天井にカメラがついていて、引き出しをあけて何かを入れるたびにその写真を撮る。同時に、引き出しに積まれているものの高さをレーザー光で測定する。これをコンピュータに取り込めば、引き出しの「地層」が記録されるというわけ。
書類などを下から順番にしまっておくような引き出しにしか使えないとか、途中から書類を引っこ抜いたときにそれを自動的に地層データに反映させる方法がないとか、いくつも弱点は考えつく(*9)。でも、それでも、わたしにはこれはうれしい。つまり、そのくらい、引き出しの中身がいつもわからなくなるのだ。
もうひとつは「Peek_A_Drawer」。お互いをカメラで中継した1組の引き出しだ。一方の1段目の内容が他方の2段目にしこまれたスクリーンに投影されるというわけ。
これ、「@ home exhibition」で見た「cobox」と同じアイディアだ。遠隔地と中継するのにスクリーンを小箱や引き出しに仕込むっていうのは、なんかそそるものがあるのだ。きっと。
[こばやしゆたか, ITmedia]
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