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日本SGIと電通大、Windows PCで操作するレスキューロボット開発

» 2004年04月28日 14時20分 公開
[ITmedia]

 日本SGIは4月28日、電気通信大学松野研究室、稲見研究室と共同で、新型レスキューロボット「FUMA」(ふうま)を開発したと発表した。5月1日から大阪で開催される「ロボカップジャパンオープン2004大阪」に参加する。

 4輪のタイヤと1本のアームを備えたシンプルなボディに、3台のカメラと各種センサーを装備した。日本SGIと松野研究室がこれまで開発してきレスキューロボットよりも広範囲で作業でき、災害現場での情報収集力も高いという。

 操作はWindowsベースのPCから有線/無線LAN経由で行う。ロボットのカメラと連動したヘッドマウントディスプレイを採用するなど操作環境を向上させ、実用化を視野にいれた設計にしたという。

 FUMAの仕様やAPIは公開する予定。各大学や企業などが、FUMAをベースにしたロボットなどを低コストで開発できるとしている。

 ロボカップジャパンオープン2004大阪のほか、6月27日からポルトガルで開催される「RoboCup 2004」世界大会にも出場する。

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