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「デジタルネイティブのためのサービス作りたい」 現役高校生うめけん、起業

現役高校生で「デジタルネイティブ」世代の「うめけん」こと梅崎健理さんが起業した。Twitterなどネットツールを駆使し、遠隔地のスタッフと協力しながら、デジタルネイティブのためのサービスを作りたい考えだ。
2011年01月18日 00時00分 更新
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 「同世代のためのサービスを作りたい」――このほど起業した“デジタルネイティブ”「うめけん」こと梅崎健理さん(17)は意気込む。

 4歳からPCに触れ、インスタントメッセンジャーやGoogle Apps、Twitterなどネットツールを自然に使いこなしてきたという彼。高校生ながら、ソフトバンクの孫正義社長に3番目にフォローされたことで知られ、流行語大賞「なう」の受賞者にも選ばれた。

 全国に散らばる仲間とともにこのほど、新会社「ディグナ」を設立。ディグナは「デジタルネイティブ」を短縮した造語で、ラテン語の「価値あるもの」という意味も持つ。デジタルネイティブによるデジタルネイティブのための新会社で、「世の中に新しい価値を提供したい」と意気込む。

初めてPCに触れたのは4歳

 うめけんさんが初めてPCに触れたのは4歳のころ。父親が働く大学の院生室や、近所の公共施設などで大人に交じってPCを触り、PowerPoint資料の作り方を教えてもらったりしたという。

 小学3年生の時には、友人と共同でテレビ番組のファンサイトを作った。放課後も一緒に作業や打ち合わせをしたいと考え、FTPサーバを友人と共有し、MSNメッセンジャーで連絡を取りながらHTMLを書き、サイトを更新していた。小学校の生徒会メンバー同士でメールをやりとりし、生徒総会の資料を作ったりしたこともある。

 小学校6年生で自分のPCを手に入れた。Skypeなど各種ネットツールも日常的に使っている。iPhoneも活用。iPhoneユーザーを集めて講師をしたり、iPhone活用に関するセミナーを開いたこともある。

 大人のPCの使い方と比較すると、「ネットを勉強しようとか、ITを導入しないと、といった意識がなく、やりかたを教わらなくてもネットツールを使いこなせる」のが、自らの世代の強みと話す。

 うめけんさんが最近会った女子高生は、携帯電話のメールやメーリングリスト、ネットの出欠管理ツールを使い、パーティの出欠管理をしていたそう。ネットを活用していた生徒会は、うめけんさんの学校以外にもあったといい、デジタルネイティブ世代は、ネットツールを「普通に使っている」という。

Twitterで世界が広がった

 Twitterを始めたのは2年前ほど前。それまで出入りしていたゲームサイトやネットコミュニティーなどは、「暇をつぶすために使うもの」という印象を持っていたが、Twitterは「経営者など、社会のコアとなっている人たちとつながれて刺激を受けた」。

 社会の仕組みや起業に興味を持っていたうめけんさんにとって、Twitterは同じ志を持った同世代と出会える場でもあった。「起業したいと思っている高校生はクラスに1人ぐらいしかいないが、Twitterでつながることができた」と話す。

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 プロフィールで高校生であることを明かし、未成年の携帯電話のフィルタリングについて、フィルタリング対象となる自らの視点でつぶやくなど、高校生ならではの内容は大人から注目を浴び、会社員や経営者などと交流が拡大。実際に会って話したり、勉強会に参加するなどして、視野が社会全体に広がり、高校生としての自分の位置づけを客観視できるようになったという。

 「いつか孫さんに会いに行きます」――孫正義社長にあてたそんなつぶやきが本人の目に留まって3番目のフォロワーに選ばれ、注目を浴びるきっかけに。テレビや雑誌の取材を受けたり、デジタルネイティブやセルフブランディングについての講演会を全国で行ったり、流行語大賞「なう」の受賞者に選ばれるなど、大人顔負けの活動を行ってきた。

 大人の社会に参加する一方で、福岡市内の進学校での高校生活は「1年生から詰め込み教育。社会に出る前の準備期間なのに、あまりに社会と断絶されている」と感じ、都内の通信制の高校に転校し、起業することにした。

 親からは大学進学をすすめられたが、Twitterを通じて知った広い世界に自らこぎ出して行こうと決意。「決められた道に行くより、強みを生かして好きなことをやったほうが楽しい、と決心した」

 「未成年だからとか個人だからという理由で一緒に仕事が出来なかったり、契約できなかったりということがあったので、自分で法人格を持った方がいいと思った。自分で自分をマネージメントするのは少し慣れてきたが、チームでやるのはまた別。人を動かし、お金を動かし、チーム戦でしかできないことをやってみたいと起業した」

東京、神戸、福岡――遠隔地の仲間たちとネットでつながる

 うめけんさんが設立した新会社、ディグナは総勢5人。1人を除く全員が中高生で、いずれもTwitterを通じて知り合った「Twitter起業」だ。中学生ながらiPhoneアプリ「健康計算機」を作ったプログラマー・てふさんなどが参加している。

 東京や神戸、福岡など、メンバーが住む場所は離れているが、TwitterやサイボウズLive、Skypeなどさまざまなツールを使い分け、効率的に仕事を進めていきたい考えだ。

 例えば、Twitterで志をともにする人と出会ったり、広く疑問を投げかけて助言をもらったりし、出会った仲間たちとサイボウズLiveで深くコラボレーションする――といったイメージだ。

 サイボウズLiveは、「以前から、日本で作っているグループウェアとして気になっていた」。初めてサービスに触れたのは、都内にある豚料理レストラン「豚組」のオーナー・中村仁さんが今年、Twitterの投稿内容を管理できるサービス「Kizna」の開発をしていた時だ。

 中村さんは、離れた場所に散る協力者たちと、サイボウズLiveを使ってコラボレーション。KiznaのβテスターだったうめけんさんもサイボウズLiveを利用してプロジェクトに参加し、「ものすごく多くの人が入って仕事を進行しており、起業に使えるなと思っていた」。

画像 サイボウズLive「ディグナ」のトップページ

 すでに、メンバー全員のサイボウズLiveアカウントを取得し、使い始めた。使い心地は「すごくいい」。新会社で何を作るかの相談や、自社サイト作りの進ちょく管理、会社のビジョンの設定など、さまざまなプロジェクトをサイボウズLive上に作って共有したいと考えている。

 「本来なら集まって会議室でやりたいことをサイボウズLiveでやる」イメージだ。「今までSkypeなどで話し、そのまま流れちゃっていたので、サイボウズLiveで議事録として残し、ディスカッションしていく」という。

デジタルネイティブ世代のためのネットサービスを生み出したい

 うめけんさんは、「すでにあるネットサービスに満足せず、足りないものがあれば自分で仕掛けたいと思う」性分で、既存のサービスや商品を冷静に分析して見てきた。「今まではリサーチしてサービスを知る感じで、批判しているだけだった。批判だけなら何も変わらないから、これからは変えていこうと思ってる」

 事業プランは検討中で、さまざまなアイデアが浮かんでいるが、「同世代が使うものを、同世代が作りたい」と話す。

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 「より良くしようとか、付加価値を付けようとか思うのが僕の思想」だ。ディグナには、「周囲の理解といった環境に恵まれ、動ける人たち。自分たちも楽しみながら、世の中を変えたい」と考えるメンバーがそろっている。

 ディグナの事業はまず、うめけんさん本人の経験を生かし、Twitterを使ったマーケティングのコンサルティング事業などからスタート。その後、同世代向けの新しいプラットフォームを構築、デジタルネイティブのためのサービスを作っていきたいと意気込んでいる。

[PR/ITmedia]

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提供:サイボウズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2011年1月31日


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