オフィスのWindows XP、「現状維持」の方が高コスト? 「リユースPC」で賢く入れ替え

今年4月にサポート終了を控えたWindows XP。中堅・中小企業を中心にまだまだ現役で稼働している企業も多いはず。買い替えコストを賢く削減しながらより快適なオフィス環境にするために、「リユースPC」も選択肢の一つだ。

» 2014年01月14日 10時00分 公開
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 今年4月にサポート終了を控えたWindows XP。2001年の発売から12年が経つが、世のIT化に合わせ多くの企業で長く使われてきた。2013年12月時点でも世界OS市場では依然として約3割のシェアを保っていると報道されるなど、完全な移行にはまだ時間がかかりそうだ。国内でも中堅・中小企業を中心に、まだ入れ替えの済んでいないオフィスも少なくない。

photo 2013年11月のバージョン別世界OS市場シェア(資料:Net Applications)

 「まだまだ現役で使えている、このままでも問題ないのでは」――と楽観的に捉える向きもあるかもしれない。現在もユーザーが多いため、Microsoftがさまざまな“延命処置”を行ってきたがそれももう限界。サポート終了により、ウイルス感染や情報漏えいなどセキュリティ面の危険性が高まるだけでなく、業務においてアプリケーションが正常に動作しなくなる、Webサイトを正しく閲覧できなくなる、など具体的な問題が生じることが予想される。しかも、古いOSを維持するのはそれだけでメンテナンス費用がかかるもの。「買い替えはコストがかかる」というイメージがあるかもしれないが、「現状維持」によって場合によっては買い替え以上の負荷を自社のIT部門に与え続けることになるのだ。

photo 会社の片隅に「Windows XP」搭載PCが眠っている会社も多いはず

 とはいえ、企業でPCや関連機器を刷新する際には費用面、事務作業面の両方でコストが発生するのは事実。購入費用に加え、入れ替える機器を処分する際は廃棄費用や申請書類に関わる事務作業などが必要になる。無事に新機種導入に至っても、社内システムやソフトウェアの変更やアップデート、再開発の手間が発生することもあり、必要は感じつつも腰が上がらない企業も多いようだ。

 Windows XPが登場した当時から格段に技術は進歩し、状況も変化した。ビジネスでもクラウドストレージの活用が当たり前になりつつある今、PCの内蔵ストレージの容量には「そこまでこだわらない」という職種・業種も増えている。最新のOS・機種に一新すると、従来使ってきたものと使い勝手が大きく変わり、逆に戸惑ってしまうという声もある。

 Windows XPから安全で快適なWindows 7のPC環境に入れ替えたい、処分のコストはできるだけ抑えたい、最新PCほどのスペックはなくてもきちんと使えればそれでOKだが、長期に渡り安心して使いたいので品質にはこだわりたい―― 一見すると無理難題にも思えるこのニーズに応える選択肢が日立キャピタルサービスのリユースPC販売だ。

出荷実績は毎月1.5万台以上

photo ノートPC、デスクトップPCのほか、サーバやネットワーク機器も扱う

 日立キャピタルサービスは、日立グループの企業として法人向けに中古PC販売を展開する国内大手。一定期間オフィスや事業所で利用したリース満了品や、自社の目利きスタッフが責任を持って買い取った製品を、データ消去やOSの刷新、外観のクリーニングなどの整備を自社で一貫して行い、法人/個人向けにオリジナルブランド「ecoフレンドPC」としてリユース販売している。中古機器販売会社への卸売りも行っており、その総数はPCだけでも年間18万台を超える規模だ。

 特に今年は、「Windows XP 特需」で年間を通じて回収、出荷共に取り扱い台数が増加。「駆け込みニーズ」は長期に渡り続いており、さまざまな業種の用途や要望に応えている。この傾向はサポート終了後の4月以降も続きそうだという。

 情報機器営業部の水野正美部長は、「Windows XPからの切り替えには費用と各種作業工数が発生するが、いずれ実施しなければならない。思い切ってPC環境を刷新することで業務効率が上がり、維持費も下がるなどの面もあるため、長期的に見れば、早めに踏み切る方が確実にプラス」と呼びかける。

 リユースPCの導入でコスト削減できるとはいえ、結局低品質のPCを与えられたら意味がない――Windows XPに気持ちよく別れを告げるために、品質にこだわる日立キャピタルサービスのecoフレンドPC出荷までの流れを見てみよう。

何重にもチェック──力を入れる「データ消去」

 PCとサーバ類を合わせて1日に数百台、月に1万5000台程度の機器が回収され、再生される現場が東京・平和島の商品センターだ。ひっきりなしにトラックが止まり、次々に降ろされていく機器には、個体ごとにバーコードが貼られ、出荷まで厳重に管理される。

 回収された“使用済みPC”を再度“リユース商品”にするために、特に力を入れるのがデータ消去のプロセスだ。

 ビジネス用途で使用していたPCは機密情報が残っていることもあるため、リユースを前提に整備する際には一番重要な箇所になる。「日立グループの看板を背負っている以上、万が一情報漏えいがあったら大問題」(水野部長)と話すように、厳重に管理された別室に移動するには指静脈認証が必要で、限られたスタッフしか入室できない。熟練のスタッフが1台ずつ手作業でデータ消去にあたり、ローカルストレージの容量などによって個体差のある作業時間を見極めながら効率よく入れ替え、本体の傷や汚れの有無、液晶の明るさや色味などもその場で確認、記録していく。

photo 熟練のスタッフがレーンごとに作業。1日500台近くをさばくこともあるという
photo ソフトによる初期化が難しいHDDは専用の機械で穴を開けていく。金属やネジなどはリサイクルへ

 不要なデータやファイルを「ごみ箱」に入れたり、初期化して「空」にするだけでは完全に削除したことにはならず、特殊なソフトを使えば復元できてしまう。安全性を高めるには消去専門のソフトで処理する必要がある。同社のデータ消去には、英国をはじめとする政府機関や公的機関に認定された世界シェア1位の「blancco」と日立ケーイーシステムズの「CLEAR-DA」の2種類のソフトウェアを使用している。

 消去方法として、意味のない値を1度上書きする「1回書き」のほか、ダミーのランダムデータを2度書き込んだ後に意味のない値をさらに重ねることでより安全な削除を可能にする「3回書き(NSA方式)」にも対応。PC本体自体の問題から起動が難しい場合などは、HDDそのものを専用の機械で物理的に破壊する。オプションとして、確実に消去されたことを明らかにする証明書を発行することもでき、「お客様に安心して預けていただくことが一番大切」(水野部長)と何重ものチェック体制を敷いている。

「同機種を大量に」にも対応

photo コンテナの中は同型のPCばかり

 オフィス需要の面から注目したい同社の強みの1つは、一度に用意できる台数の多さだ。主に法人で使われていたリース満了品を引き取っているため、同じ機種をある程度まとまった量で出荷でき、最大数百台規模での納入実績もあるという。IT管理上、オフィスのPCは同じ機種を同じコンディションでそろえるのが望ましいが、リユース品の場合はこれが難しい場合が多い。まとまった台数が導入できるのなら、とこれまでためらっていた企業が検討を始めるケースも多いそうだ。

 中古製品のイメージを払拭するため、品質の高さにもこだわりが。日々大量に運びこまれる中で状態が良いものを厳選し、外観だけでなく動作確認もあらゆる角度から行うなど、丁寧に整備していく。企業ごとの要望や導入先での使用用途に合わせて、OSの入れ替え、メモリやHDDの増設などのカスタマイズにもきめ細かく対応しているほか、新品のSSDを搭載したecoフレンドPCの販売も計画しているという。

 安心して使ってもらえるよう、最大6カ月の製品保証も付与する。さらに、ソフトウェアの動作やレスポンス等を確認するために「事前貸し出し制度」も設けている。実際に問題なく使えるか、実環境での実機評価の上で導入を検討できるのは心強い。

チェックの厳しいコンシューマーからも品質に定評

 同社の品質へのこだわりが端的に評価されている場所がある。直販ECサイト「日立キャピタルサービスオンラインショップ」だ。

photo 写真も豊富な販売ページ

 ここでは積極的に個人向け販売も展開している。デスクトップ/ノートPC、ディスプレイのそれぞれで、1万円を切る価格から用意し、人気の商品は掲載するとすぐに注文が入る。PC初心者の子どものため、最低限の機能が使えればOKという家族や高齢者のために購入する人もいるなど、リピーターも多いという。

 商品センター内では、法人向けや卸売用と同様のラインでデータ消去や整備を行った上で個人向け商品は別途念入りにクリーニング。細かいスペックや外観や動作状態を細かくチェックし、Web掲載用にポイントを記載していく。作業スペースの隅には商品写真撮影用のブースも設けられ、スタッフが1台ずつあらゆる角度から撮影し、Webサイトにアップしている。

photo 梱包され出荷を待つ商品

 全体における個人への販売量は多くないが、それでも手間をかけて日々製品を追加し、「本体全体若干傷と色剥げ」「トップカバーに擦り傷2カ所有り」「液晶状態:全体的に色ムラ有り(使用時支障のない程度)」など、具体的で細かすぎるほどの状況説明をきちんと併記しているのは「それだけの自信があるから」だ。

 「個人のお客様は、スペックや型番だけでなく本体の状態や使用具合も念入りに吟味して購入される方も多く、法人のお客様の導入時よりもある意味厳しい目を持っている側面すらある。マイナス点を隠さずに正直に開示し、それでも自信を持ってお届けできるものしか扱っていない」(水野部長)。

ITコストの効率活用で企業を支援

photo 情報機器営業部 水野正美部長

 低コストでの入れ替えに成功しても、処分に費用がかかってしまったら意味がない――同社は入れ替え前のPCの買い取りも行っているのもポイントだ。知識豊富なスタッフが直接訪問してチェックすることで「他社と比べても納得できる値段」での引き取りはもちろん、現在の社内でのPC使用状況や社内システムを見た上で、必要な条件・要望を見極め、スムーズに中古商品の導入、入れ替えにつなげられるのも、回収から販売まで一貫して扱っている同社ならではの強みだ。

 買い替えとなるとどうしても最新PC、最新OSを連想しがちだが、対応ソフトウェアの少なさや、操作性の大きな違いなど、使いこなすのに時間がかかる側面もある。「オーバースペックなものにコストをかけるのであれば、その費用を別のところで使えた方が企業のパワーになる。これまであらゆる業界に導入してきた多数の事例があるので、コスト削減の方法やWindows XPからの移行後の在り方に悩んでいる企業には気軽に相談してほしい」(水野部長)

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日立キャピタルサービス株式会社

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※ecoフレンドPCは日立キャピタルサービス株式会社の登録商標です。Windows、Windows XP、Windows 7は米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。




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