キモい? かわいい? 鮮やかなボディはまるで宇宙生物――海の宝石「ウミウシ」をアートに個人サークルで「Airレジ」使ってみた(前編)

鮮やかな赤や青、黄色のボディの不思議な生き物「ウミウシ」をフィギュアにして制作するアーティスト「ぷらmix」さん。じわじわ人気が高まるウミウシの魅力や制作のこだわりについて聞いた。

» 2014年10月27日 10時00分 公開
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 鮮やかな赤、青、黄色のやわらかなボディ、まるで宇宙生物のような不思議な存在の「ウミウシ」。「海の宝石」とも言われるこの生き物をアート作品としてフィギュアにしているのがぷらmixさんだ。「もっとウミウシの魅力を知ってほしい!」と熱く語る彼女に話を聞いた。

photo ウミウシをモチーフにしたフィギュアとスノードーム。この不思議な生き物は一体…?

 「これ全部、実際にいる種類なんですよ」――箱の中にびっしり詰まったカラフルな生き物たちはすべてウミウシの仲間。トロピカルな見た目から南国特有の生き物のように思えるが、日本近海でもたくさんの種類を見られるという。大きさは、小さなものだと小指の先程度。「モンスターのような見た目ですが実際は小さいので安心してください(笑)」

 ぷらmixさんがウミウシをテーマに制作を始めたのは7年ほど前の学生時代。きっかけは書店で目にした写真集だった。不思議な見た目と色に「なんだこれは!?」と一目で夢中に。大学ではアート系の学科で立体造形物を作っていたこともあり、すぐに見よう見まねでフィギュアを作り始めたという。

photo 並べると壮観!
photo 個体差はあるがほぼ実物大。手のひらに乗せるとこんな感じ

 「今思うと粗だらけのあくまでウミウシ“風”」と振り返るように、あくまでモチーフとして制作していたが、即売会などに出展すると、「ウミウシ大好きです!」というファンから「これ何ですか?」と興味を持ってくれる人まで反響が大きく「こんなに人気があるのか」と驚いたという。

photo 実際に海中で撮影した写真

 もっとリアルに、もっと本物に近づきたい――写真や映像を見ながら制作を進める中で、ますますウミウシへの愛が膨らんだぷらmixさんは、本物に“会いに行く”ためにダイビングのライセンスを取得。ダイバーにとってウミウシは身近な存在でファンも多く、生態について学んだり、水中での撮影法を習ったりできる観察に特化したツアーもあるという。「一番いい時期は冬なんです」と、極寒をものともせず、年に数回は関東近郊で潜っているという。

 「初めて生のウミウシと海中で会えた時はうれしくて興奮しすぎて呼吸が荒くなったのか、ダイブを終えた後に異常にタンクの酸素残量が減っていたのを覚えています(笑)。観察のためではない普段のダイビングでも、もちろん気になってしまいますよね。みなさんと違うところで夢中になって置いてかれそうになることもあります……」(ぷらmixさん)

広がる“ウミウシの輪”

 巻き貝の仲間のウミウシは、まだまだ生態に謎が多い。関東でもよく見られるのは「アオウミウシ」「シロウミウシ」など。女性に人気の「ウデフリツノザヤウミウシ」はその色と模様から“ピカチュウ”と親しまれているそうだ。その他、色や形、生息地域もさまざまで、強そうなものからかわいいものまで「必ずお気に入りの子が見つかる」のが魅力の1つだと話す。

photo “ピカチュウ”と親しまれるウデフリツノザヤウミウシ、シロウミウシ、アオウミウシ(手前から)
photo イチゴミルクウミウシとイチゴジャムウミウシ。どちらがどちらかは言うまでもなく

photo シンデレラウミウシ(左)とタクワンウミウシ
photo モンスターのような刺々しい見た目もいます

 種類も多く、名称を見ていくだけでも面白い。「イチゴミルクウミウシ」「イチゴジャムウミウシ」「タクワンウミウシ」などの食べ物シリーズ、「シンデレラウミウシ」「カグヤヒメウミウシ」「シラユキウミウシ」などお姫様シリーズなど、「名前だけで作りたくなるのがたくさんあるんです、シリーズでセット売りしたい!」(ぷらmixさん)。

 制作のこだわりは、完全なコピーではなく粘土ならではのデフォルメをしつつ、できる限りリアルに再現すること。「分かる! 海の中ではこんな風に曲がって岩に貼り付いてるよね!」と実際ダイビングを楽しむ人と“あるある”を共有できると「通じた!」という手応えがあってうれしいと笑顔で話す。

photo 1つずつ粘土で整形し筆で色づけていく

 ダイオウイカや深海ブームをはじめ、海の生き物にじわじわ注目が集まっている今「もっとウミウシの魅力をいろいろな角度から知ってほしい!」と熱い。

 「作り始めた頃は『キモい』という反応が多かったのですが、だんだん『キモかわいい』になってきて、最近は『かわいい!』と興味を持ってくれる方が多いなぁと思います。私のフィギュアでウミウシに興味を持って、実際にダイビングにトライしてる人がいたらすごくうれしいです。実際自分の目で見るとまた違う『かわいい!』が味わえるんですよ」(ぷらmixさん)

 海の生き物を愛するクリエイターの輪も広がっている。来年8月には、海洋生物をモチーフとしたLINEスタンプの作者などと、ウミウシをテーマにグループ展を開くことが決まったそうだ。

個人サークル出展にAirレジを活用

photo これまではノートに書いて管理。「途中でよく分からなくなることも……地味に困っていました」

 個人サークル「ぷらmix」としては、直近では11月の「デザインフェスタ」に参加する予定だ。細かい商品が多く、ラインアップも豊富、価格もバラバラなので、イベントの度に課題になるのは金銭や在庫の管理。今回はiPadで使える無料POSレジアプリ「Airレジ」を導入してもらうことにした。レジアプリというと店舗やレストランのイメージが強いが、個人サークルで使うと――?

 まずはリクルートライフスタイルから届いたiPadやスタンド、レシートプリンタなどの一式セットを開封。もちろん手持ちのタブレットをそのまま利用できるが、不定期に無料レンタルキャンペーンも行っている。

 「レジアプリを使っている人を見かけたことはあって、興味はあったんですけどなんとなく難しそうなイメージがありました。必要なものもよく分かっていなかったので、こうやってセットにしてもらえると助かりますね」(ぷらmixさん)

photo セットアップスタート

 箱から取り出し、セットアップからスタート。iPadにアプリをインストールし、会員登録するだけで完了だ。PCだけでなくタブレットでもできるので、すべてiPad上で完結する。メールアドレスをはじめ簡単な情報だけで数分で設定することができた。「えっ、もうこれで大丈夫なんですか?」

photo 商品名や値段を入力

 早速ログインして商品の設定を始める。商品名、価格、内税/外税、レシートに記載する名称などを1つずつ入力していく。商品を増やすのは「新規登録」のボタンを押すだけ。すでに決まっている商品「ウミウシマグネット」(800円)、「キノコマグネット」(500円)、「ウミウシスノードーム」(3600円)を入力する。

 これで準備は完了。買い物のシーンを想定して使ってみよう。

photo 商品の配列は変更可能。カテゴリ別に色設定もできるので、商品が多くてもわかりやすい
photo タップで商品を選び、個数を入力すると面倒な計算いらずで総額を表示
photo スライドして会計完了。もう焦って電卓を叩かなくても大丈夫!

 別途プリンタを接続し、レシートを出力することも可能だ。店舗名や商品名、メッセージなどのカスタマイズもアプリだけでできる。多くの即売会ではスペースが狭いのでレシートプリンタを置くのは難しいかもしれないが、店舗やイベントでは重宝する機能だ。

 モバイルカード決済「Square」にも対応しており、こちらも簡単な手続きを行った上でタブレットにカードリーダーを差し込むだけで「クレジットカードOK」に。カード決済を個人レベルで導入するのはなかなかハードルが高く感じるが、レジアプリと連携させると簡単。大きな金額を扱うことが多い場合は防犯上も安心だ。

 レジアプリとしてだけでなく、タブレットとして使って多くの写真や動画を持ち歩くことができるのもぷらmixさんにとってはうれしいポイント。「お客さんにいろいろ聞かれることも多いのですが、すべての資料を持ち歩くのは難しく、海で撮った写真やおすすめの動画などは今まで自分のスマホで見せていました。タブレットがあればもっと多くのものを大きな画面で見せられますね! デザフェスではぜひ活用したいと思います」(ぷらmixさん)


 ぷらmixさんが出展する「デザインフェスタ vol.40」は11月8〜9日に東京ビッグサイトで開催予定。後編では「デザインフェスタでAirレジ使ってみた」として、当日の密着レポートをお送りします。ウミウシをゲットしたいみなさま、A-299「ぷらmix」にぜひ遊びに来てください。ウミウシやキノコ、そしてAirレジとともにお待ちしております。

photo デザフェスで会いましょう!

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提供:株式会社リクルートライフスタイル
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2014年11月26日

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