エンジニアの実力を120%引き出すために “技術の追求=ビジネスの進化”アドテク最先端の現場のホンネ

急成長のアドテク分野は、技術力がビジネスの成長に直結する硬派な現場。技術に妥協しない職人気質のエンジニアたちを支える自由な社風とは?――リクルートコミュニケーションズで働くみなさんのホンネ、焼肉しながら聞きました。

» 2015年03月25日 10時00分 公開
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 高い技術力をビジネスの成長に直結させるための1つの解――急速に進化するアドテクノロジー分野の切り開くリクルートコミュニケーションズ。常に挑戦・進化を求められるエンジニアに必要なものは? 職人のようなエンジニアが集まる硬派な現場を支える自由な社風とは? ある日の仕事終わり、お肉をじゅうじゅう焼きながら聞きました。

photo さてさてどんな話が飛び出すでしょうか

そもそも「リクルートコミュニケーションズ」って?

 リクルートコミュニケーションズ(RCO)は、「リクナビ」「SUUMO」「ホットペッパー」「じゃらん」などのメディアや事業を横断してWebマーケティングやメディアの制作・宣伝、サービス開発などを行っているグループ内の機能会社です。

photo リクルートにおけるリクルートコミュニケーションズの機能

 「リクルート」と聞くと“営業が強い”イメージがありますが、RCOは営業がいない異色の会社。リクルートの各メディアを介して、カスタマーとクライアントのよりよいマッチングを目指す「コミュニケーションエンジニアリング」が事業の軸となります。専門的な技術や高度なプログラム力を駆使して、集客・送客の支援、カスタマーのアクションを引き出すことが、エンジニア組織のミッションです。

 現在、特に力を入れているのが、アドテクノロジーの分野。リスティング広告の配信エンジンに加えて、DSPの自社開発も進めており、秒間5万リクエストに近い高速処理に対応しています。集客や送客、広告配信を最適化するアルゴリズムやロジックの追求には正解もゴールもありません。

 Webサービスやアプリ開発に比べてなかなか表に出にくい「アドテク」ですが、エンジニアにとって1番の魅力は、技術の進化がダイレクトにビジネスの成長につながること。Web周りのノウハウはプログラムスキルだけでなく、データマイニングや統計解析、機械学習などに関する高い専門性も必要とされます。

最先端の技術を積極的に学ぶ「研究肌」「職人肌」を持ちながら、サービスやプロダクトを作って満足するだけでなく、ビジネス観点で冷静に数字を分析した上で、新たなサービスや機能を提案・追加し、プロダクトを成長させ続ける「グロースハック」の2面が要求される職種なのです。

 そんな硬派な現場を支えるのが、エンジニア自身が主体的にのびのびと活躍できる自由な社風。もちろん成果や実力が前提のシビアな場所でもあります。

photo かんぱい! エンジニアの大森さん、阿部さん、白潟さん、ITプランナーの宮城さんに来ていただきました(右上から)
photo 厳選ホルモンの「ふたご盛り」からスタート

「学んでから」では遅い 「学びながら走る」

photo 大森崇弘さん。2014年に新卒入社。

――本日のメンバーで1番お若いのは大森さんでしょうか。

大森:はい、4月から2年目です。学生時代は造船所や製鉄所の作業者行動を研究対象にしていました。そこからWeb業界に就職した理由はいろいろあるんですが、1番の魅力はスピード感です。仕様やUI(ユーザーインタフェース)を少し変えるとリアルタイムに反応が返ってくる、データに表れるのはやりがいがあります。今は保険比較サイト「保険チャンネル」にバックエンドの技術責任者として関わっています。

――1年目からメディアの開発の一線に携わるんですね。

大森:そうですね、実践、実践です。「こんな大きなこと任せてもらえるんだ!?」というチャンスも少なくないです。とはいえ、まだまだ足りない部分も当然多いので、業務で必要な言語や技術は、ベテランのエンジニアの方に相談しつつその場で学んで、即実践。「学んでから走る」では遅く、「学びながら走る」がうちのベースです。書籍の購入や勉強会の参加も奨励されているのでありがたいですね。基本的には手をあげれば、やらせてもらえる環境だと思います。

photo オフィスには技術書でいっぱいの本棚が

白潟:実力主義だよね。中途入社も多いし、年齢や年次はあんまり関係ない。単に技術力だけではなく、ビジネスとして得られる成果を考えながら常に挑戦し続けるという意味で、「コードを書けるやつが偉い」。

阿部:なんというか、技術職人の集まりです。「先輩が偉い」ではなくて高校の部活でいう「レギュラーが偉い」みたいな感じ。バチバチしたライバル関係! というわけではなく、お互いの強みを尊重し、認め合いながら、静かに闘志を燃やしています。

趣味も仕事もコーディング

――先ほどオフィスで“ファミコン世代にはおなじみの爆弾で戦う某レトロゲーム”の話題が出ていましたが……。

白潟:ああ「HipChat」で話していたやつですね。あれは、社内でやっているアルゴリズムを使った機械学習大会の1テーマです。業務とは関係なく、高度なプログラムにいかに挑戦するかを学び、競える場として草の根的に始まりました。任意参加とはいえ夢中になりすぎて、多くのメンバーが土日もコードを書いて一喜一憂してます。「○○さんにまた抜かれた!」って悔しくなったり。

photo オフィスの様子
photo 雑談からアイデアが生まれることも

大森:プログラミング自体が好き、という気質の人が多いですよね。……僕ものめり込んでしまって休みの日も家で続きをよく書いています。

白潟:コーディングと山登りが趣味で、日本全国の山小屋のWi-Fi環境を熟知してる人とかね。MacBook Air片手に登山してる。

大森:山の上からデバック(笑)。

阿部:仕事関係だけじゃなくて自主的にツールやサービスを開発している人もいますね。テーマが与えられて個人やチームで取り組む開発合宿もあります。あとは、年に2回、オフィスでお酒を飲み見つつLT(ライトニングトーク)大会をやってるんですがこれも面白いですよ。

白潟:サッカーくじ「toto」を全て当てるアルゴリズムは可能なのか? の検証とか、「Raspberry Pi」を使ってお菓子コーナーの在庫を可視化して補充タイミングを適切に通知してくれる仕組みとか……。

photo
photo どんどん焼きます

コードは口よりも物を言う?

photo 白潟久司さん。2013年中途入社。

――白潟さんはどういう経緯でRCOにいらしたんですか。

白潟:新卒でメーカーに入社してエンジニアをしていたんですが、趣味でコードを書く時間も長いので「そろそろ自分で書かなくてもいいかな」とSEに転職したんです。……まさかそれが逆にストレスになるとは! 自分で書きたい気持ちが我慢できなかった(笑)。RCOは採用プロセスがコーディング試験から始まっていて、手を動かすことを重視してるんだなと分かったので自分に合っていそうだな、と。

阿部:コーディング試験の通過率は10%以下と狭き門なんです。単純に求める技術力が高いのもありますが、サービスを大きくすること、ビジネスとしての成長も考えられるエンジニアを求めているので、「この人と働きたいかどうか」が採点の基準です。

白潟:高度なことをしているけど細かい処理が雑とか、必要な前提を省略しすぎているからチームで開発するのには向いてなさそうだなとか。

photo エンジニアの採用プロセス(中途採用)

阿部:判断は現場のエンジニアにしてもらっています。白潟さんの時も、僕レビューしましたよ。

大森:どんな評価だったんですか?

阿部:「生真面目に整っているのは高評価、ただし、ちょっと“プログラミングおたく”っぽい」……。

白潟:……ほら、こんな風に顔を合わせなくてもコードだけでどんな人か分かるわけね(笑)。

宮城:白潟さんが試験で書いたコード、今採用ページに回答例として掲載されているんですよ。

白潟:そうなんだ!? 全然知らなかった。

最大の成果を出すために最大の自由を

photo 白潟さんのお手製スタンディングデスクが

――オフィスで1番印象的だったのは白潟さんのデスクでした。

阿部:ああ、あれはねえ。

大森:自作スタンディングデスク!

白潟:年の秋にスポーツをしていて腰を痛めて長い時間座れなくなって「だったら立ってやればいいんじゃ?」となったのがきっかけでした。社内で空の段ボールを拾ってきて。

阿部:白潟さん、背が高いから目立つし、存在感がすごいんですよね。「う、うおお……いる、動いてる」みたいになります(笑)。しばらく慣れませんでした。

白潟:ひどい言われ方だなぁ(笑)。集中できるし、考えに行き詰まった時にうろうろできるし、人に声をかけにいくのもしやすいし、オススメです。

――スタンディング仲間が増える気配は……?

白潟:今のところ、ないですね!

阿部:僕は絶対嫌です(笑)。

photo 阿部直之さん。2011年中途入社。

――使用PCやモニタもそれぞれ違いましたよね。環境は各自の自由なんでしょうか。

阿部:はい、使うPCはメーカー、モデル、スペックなどをリクエストできます。エディタや使用言語も基本的に自由で、サービス特性に合わせて選択しています。

宮城:プランナー含め、Macの人が今は多めですね。

白潟:外見もいろいろだよね。年中雪駄の人がいたり、夏はハーフパンツの人もいたり。

大森:僕、新卒研修で「ハーフパンツはやめましょう」って言われた気がするぞ、と思いながら一夏を過ごしてました(笑)。

宮城:なんでもやっていいわけではなくて「各自が1番パフォーマンスを出せる状態で働ける」という自由を大事にしたいんです。成果を出す責任と自由はセット、というのはうちの会社を示すキーワードな気がします。

阿部:エンジニアに本当に求めるべき資質やスキルをきちんと評価できる環境や仕組みを作ることは強く意識しています。外から見ると意外かもしれませんが、エンジニアがエンジニアをマネジメントする組織であることが大前提ですしね。まだまだ改善の途中ですが。

photo 名物「はみ出るカルビ」!
photo 巨大な肉にテンションの上がる一行

エンジニアに実力を発揮してもらうために プランナーの役割

photo 宮城愛さん。2007年新卒入社。

――今日来てくださった方の中では宮城さんだけが非エンジニアですが、元々テクノロジーには詳しくて……?

宮城:いえ、全然! 2年目から開発部に配属になって、「“あいいー”って何ですか?」というところからスタートで。

大森:IE……ああ、「Internet Explorer」ですね(笑)。

――そこから!(笑)

宮城:ブラウザが何かもよく分からない状態で、最初は右往左往。エンジニアとの適切なコミュニケーションにも苦労していましたが、現場で学びながら少しずつ鍛えられていきました。

 少し前までは「ITプランナー」という肩書きで、新規サービスやアドテク関連のシステム開発に携わっていました。ビジネス自体の検討フェーズからエンジニアと相談を重ね、必要な機能を設計していく立場です。今はデータサイエンティストが1人、他は全員エンジニアの11人のチームをまとめています。

――技術者の多い環境でうまく働くコツはあるんですか。

宮城:まずは1人1人の興味や得意分野をきちんと知ることですね。なんでも丸投げではなくて、チームメンバーが成長するチャンスを作るところまで「プランナー」としての役割かなぁと思っています。

 あとは、いい意味で「開き直り」です(笑)。自分にできない部分、分からない部分はもちろんあるわけですが、違う部分でやるべきことはあるので、適材適所ですよね。“適材”になれるように。

白潟:エンジニアの裁量が大きいからこそ、責任を果たすためにはプランナーと連携しながら積極的に首を突っ込むことを求められるなと思います。「ここからここまで」がきっちり決められているわけではないので。

阿部:逆に言うと、きちんと求められた成果が出せるのであれば手段は問いません。新しいフレームワークや開発手法、ツールを自由に使いこなしていくために、日々挑戦です。

越えるハードルは自分で作る

――それでは最後に、一緒に働くならどんな人? を教えて下さい。

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大森:教えられたい人より自分でやってみたい人。クライアントの意向に踏み込んでこちらから提案する力が求められるので、それがしんどいと思うとダメかなと。“やりたがり”の人にはいくらでも環境を与えてくれる場所だと思います。

白潟:一言で言うと、向上心がある人、かなぁ……。エンジニアとして働き始めて随分経ちますが、新しい言語、新しいガジェット、新しいツール、次々に出てくるんですよねぇ。すぐに役に立つかは分からないけど、常に追いかけ続けること。それが苦だと思うんじゃなくて、自然にやれること。大変だと思わない。

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宮城:「成長することを止めたらエンジニアは終わり」――これ、白潟さんが前に会議で言っていて、印象に残っている言葉です。私たちが作っているのは正解や答えがあるものではないので、常に「もっといいものを」と考え続けられる人が向いていると思います。言葉を変えれば、意志がある人。目の前の課題解決をプロダクトの進化にも結びつけていく気持ちが強くあってほしいです。

阿部:うーん、実は、自分の会社を知人全員に勧められるかというとそんなことないんですよね……いろんな意味で本当に自由なので。自分で決めて突き進んでいける人でないと多分辛くなると思います。常に成長を求められる姿勢は独特ですし、正直言って向き不向きはかなりあると思います。

宮城:分かります、語弊がありそうですけど“ドMに向いてる会社”ですよね。自分から乗り越えるハードルを高くする、みたいな。

阿部:そうそう、常に今の自分に満足しないで成長を求める人ですね。そのために、すべきことに集中できる環境は全力で作っているつもりです。技術的に高いレベルに挑戦したい人、課題に挑戦し続けられる人にぜひジョインしてほしいです。

photo ありがとうございました!

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RCOアドテク部主催★勉強会

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提供:株式会社リクルートコミュニケーションズ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2014年4月30日

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