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米連邦通信委員会、ホワイトスペース開放にゴーサイン
ホワイトスペース(使われていないテレビ周波数帯)が開放されれば、「スーパーWi-Fi」などの新技術が登場すると期待されている。
米連邦通信委員会(FCC)は9月23日、使われていないテレビ周波数帯(いわゆる「ホワイトスペース」)開放に向けた規則を承認した。
ホワイトスペースが開放されれば、企業はこの周波数帯を免許不要で利用できるようになる。この周波数帯は高速で信号が遠くまで届くため、モバイルデバイスに適しているとされており、「スーパーWi-Fi」などの新技術の登場が見込まれている。
今回承認された規則では、位置情報とデータベースを活用するホワイトスペース機器に、テレビ局やワイヤレスマイクの信号を検知する技術を搭載するよう義務づけたルールの撤廃などが盛り込まれている。
Googleは今回の決定について、「ついに次世代ワイヤレス技術登場の用意が整った。全米のインターネットユーザーにとって勝利だ」とコメントしている。
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